家にあるもので大概どうにかなる | ひさまるちゃんのゆかいな絵のない絵日記

昔、2階の小部屋にクーラーが

なかった頃のこと。



45リットルビニール袋の

片側も切り開き、両側開いた状態で

同じものを何枚もつなげて

隣の大部屋にあるクーラーの吹き出し口に

取り付け、

小部屋まで冷風を送りこむ

「送風管」ならぬ「送風袋」

を作ったことがあった。



そしてそれは意外にも

しっかり冷気を送り込んでくれた。



しかしその送風袋を

頻繁に使うことはなかった。



利便性は得られたものの、

難点がいくつかあった。



まず

「貧乏くさいから」

と思われるかもしれないが、

そんなことを気にするひさまるでは

なかった。



涼しければいいのだ。

なんだったら、

貧乏くさそうな人は死なないが

熱中症になったら死ぬ確率がある。



命が最優先だし、もっと言えば

命に別状なくとも

暑くて死にそうなことは

普通に耐え難いのだ。



ではなぜ送風袋の利用は

続かなかったのか。



その①「場所とりすぎ問題」

大きく膨らむのでクーラーのある部屋を

壮大に横切る姿が普通に邪魔であった。



ゆえに毎回外しては毎回つなげて

毎回小部屋まで空気を送るという

「空気師」(そんな職業ないけど)となり

極めて面倒な作業が必須であった。

これが、その②「取り外し面倒問題」



そして、その③、

大部屋のクーラーは人一人分を涼めるには

贅沢すぎるという「非節約問題」



そして、その⑤は

冷媒ガスが利用されているエアコンの

空気をほぼ密閉してしまい、ガス中毒など

起きないだろうか?という

「安全性不確か問題」



やがてこの

「見た目は貧乏くさいのに贅沢の極み」

なる私の苦労に見せかけた愚行を見かねた神

(それは父の姿をしていた)が

手に怪我して出血してまで

小部屋にクーラーを取り付けてくださった

のだった。



今ではクーラーが取り付けられてるので

もうあの時の熱意は思い出せず、

何が自分をそこまで駆り立てたのか

(暑さだとは思うけど)

不思議なんだけど、私は



「あるものでどうにかできるはず」



と考える人間であることを

覚醒させた。



明日は雨予報なので

今日は洗濯がもりだくさんとなり、

私のシーツ・タオルケット・布団カバー

の洗濯は最後となったので、

なかなか乾かず。



でも今夜、これがないと困る。



で閃いたのが、

壁に掛けてるフックに紐を通して室内干し!



しかも加湿になって、尚良し!



今年の大掃除は浴室担当だったので

ほぼ部屋は空き室のため何の不便もなく

夜までに余裕で乾きました!



部屋中、ハミングのよい香りも広がり

これは今後も使える!



工夫すればどうにでもなるのだ。

諦めるな日本人!!



以上、メッセージ性がありそうで

皆無な話でした。