【地震】2024年1月1日16時10分。
福島県いわき市も揺れました。
揺れに気付いてテレビやネットを見ると、震源は能登でした。
能登の直下型でこっちまで揺れる? それとも別な地震が同時に起こった?
正解は前者でした。
震度7とか、かなり凄いことになってます。
あと、マグニチュード7.6は、最近の能登の群発地震でも大きめなのがマグニチュード6級なので、1桁強いです。
1桁強いとエネルギーは30倍なので、万馬券級の想定外です。ちょっと驚いてます。

それもしても、去年はゴールデンウィーク、そして今回は正月…(非科学的だけど)なんか呪われてます。

【帰れない】同日夜
北陸道が随所で通行止め。並行する国道8号も同じく。
翌日にかけて通行止めは順次解消するが(早っ!)、上越市西方(名立谷浜あたり)で高速も一般道も通行止めが残ってしまった。
これが激痛です。
ここはまともな迂回路がないんです。
しかも、ここが通行止めになる時は大きな土砂崩れに決まってます。簡単に直らないです。

詰んだ…

【買い出し】2日朝
金沢での買いだめを想定し、いわきで食料などを調達しました。

準備したのはカロリーメイト60箱と水2Lペットボトル4本でした。
あと、携帯トイレを実家から貰いました。

それでポイントは「シンプル・イズ・ベスト」です。カロリーメイトと水のみ!

脳内メモリの節約なんです。

想定外で色々苦労している時に、「アレがあった、コレはなかった」みたいなことを考えなくて済みます。
非常食に限らず、万事そうだと思うんだけど、なかなか理解してもらえず…せめて非常時の身の回りぐらいはシンプルに、です。

あ、カロリーメイトの弱点は「喉が渇くこと」です。必ず水とセットで。

それでも水を消費する欠点があるので、本来は乾パンなんかが良いでしょう。

ただし、乾パンは「非常用品として別に管理しなければならない」のが欠点です。
カロリーメイトの良さは「普段使いできること」です。

いずれにせよ、金沢に帰った時点で買いだめは起きてなかったので、上記買い出しは結果的に要らなかったです。

ただし、地震直後に一時的に買いだめ起きたとの情報もあります。

カロリーメイトは毎月10箱ぐらい食べるので、約半年分です。
無駄に食べると散財なので、食欲のコントロールが今後の課題か…

【行程の検討】2日夕方
北陸道が上越市西方(名立谷浜あたり)で通行止めが続く中で、2案考えてた。
(案1)いわき【常磐道→北関東道→関越道→長野道】長野【一般道】白馬【一般道】糸魚川【北陸道】金沢
(案2)いわき【常磐道→北関東道→関越道→上信越道→長野道(または一般道)→中央道→東海環状→東海北陸道→北陸道】金沢

案1の距離620km、所要時間10時間。
案2の距離740km、所要時間10時間。

それで、「案2」を選ぶつもりだった。
理由は、できるだけ北陸の海岸線を走りたくないから。
一義的には余震対策。あと、特に一般道に降ろされて渋滞に巻き込まれてガソリンを失うのが怖いところ。
案2なら、岐阜県なら給油できる可能性が高く、確実にガソリンが多い状態の車を金沢に持って行くことができる。
いずれにせよ、途中で情報収集して上越市西方(名立谷浜あたり)の通行止めが解除されていたらそちらに回るつもり。

ちなみに、考えるの結構楽しかったりして…北陸を横切らない発想! 車懸りの陣の上杉謙信もびっくり!!
ただ、考えすぎだったかも…ガソリンを気にしすぎ。
後述の結果論は置いといても、「超車懸り」をやってまでガソリン温存する価値あったのか要検討です。
金沢に着けるなら、ガソリン入手できるまで車は放置で全然ありだったと思う。

あと、早く開通していた新幹線で金沢に帰る方法もありました。
いわき【常磐線→国電(今はなんて言うのだろうか?)→北陸新幹線】金沢、で帰れます。
所要時間は「超車懸り」よりは早いです。
ただし、金沢で車がないと金沢で釣りがやりづらい【それは超絶困る!!!】
なら、金沢でのレンタカー手配とか電車釣行とかの時間を考えるとマイカーは重要で、「超車懸り」がマシか。
車で帰る判断はセンス良かったと思います。

そうこうしているうちに、2日夜、北陸道の上越市分が全線開通しました。
上記検討は要らなくなった。良かった…というか拍子抜け…なんだよ…いやいや冗談…じゃないです。
上記の「決められない中での検討」自体が心理学的に多大なストレスで、相当な負担です。
「北陸道が開通するまで帰らない。他の選択肢は問題外」でも良かったのかもしれません。

【高速道路の状況】1月3日6時~14時頃
いわき三和~新潟中央と新潟西~金沢森本間を利用。
新潟中央で降りてもう1回乗った理由…GoogleMapがこの周辺を通行止めと認識していて一般道を指示したため。
現実には高速道路は上記ルート開通していたが、GoogleMapに反映されてなかった。
ここから先の北陸道ではGoogleMapの指示を無視して高速を走り続けた。
また、GoogleMapの通行止め表示をクリックして通行止め解除をGoogle当局(ロボット?)に報告しながら走った(ボランティア?)。

行程は約540km。

走行速度は80km/h。
燃費節約の坂井三郎モードで、20km/L前後だった。
車はセレナのSハイブリッドR2新車。
ちなみに、ラバウルのゼロ戦と違って金沢ーいわき間を往復できない。

金沢市街などでガソリン買いだめを想定して、値段は高くてもあえて高速で給油を予定してました。
燃料はいわきでほぼ満タンの状態で出発し、磐梯山SAと有磯海SAで給油した。
給油量はそれぞれ13Lと16Lだった。
有磯海~金沢は100kmちょいなので、ほぼ満タンのまま金沢に行けます。
新潟県のどこかでもう1回入れたかったけど、ガソリンメーターがほとんど減らないので給油係が混乱しそうなので断念。
富山県も小矢部川でもう1回入れたかったけど、ガソリンメーターがほとんど減らないので給油係が混乱しそうなので断念。
(結果はともかく、かなり神経質なプランを考えてました。高速のスタンドも値段同じでいいからセルフにしてもらった方が私は有り難いです。)

ただし、金沢のガソリンは潤沢で意味なかった。

まぁ、仮定の状況の中で、あえて「しても良い努力だった」と思っています。

【金沢市街の状況】同日14時頃
山側環状に渋滞なし。
ガソリンスタンドに行列なし。価格も普通(高速で入れて損したか?)。
ドラッグストアに買いだめなし。むしろ商品がいっぱい(逆に初売り商戦が崩壊したか?)。

【自宅の状況】同日同時刻
地区は犀川左岸の大桑周辺です。
(ちなみに、今から住所バレてもあんまり痛くないです)
自宅周辺の道路などに異常なし。車の走りにくさもなし。
建具など異常なし。家の中のドアはあっちこっち開いていた。
電気異常なし、ガス異常なし、水道異常なし、排水異常なし。
倒れている家具や割れてる瓶などなし。意外と耐えてました。
メダカの水が半分ぐらいに減っていた。揺れで溢れたと思われる。
メダカ自体は全匹無事のよう。冬だったので底にいたかな? 夏だったら死亡個体多数だったかもしれない。
水中で冬眠中のクサガメは無事、水槽の石の配置も変化なし。
確か、カメは地震に敏感だったっけ…特に亀吉がナーバスになってる感じでした。

こんな感じです。
ひとまず殴り書きです。
詳しい状況は、今後もっとわかってくると思います。