私が鬱になったきっかけから、今日までの8年間、底なし沼で

  もがき苦しんでいた私が

 どのようにして、鬱を克服していったのか?

 なぜ?こんなにも元気にイキイキと過ごしているか?

 その道のりを!魂の旅を綴っていきたいと思います。

 

 コネプラパート1・2を受講し終わった頃、2年半ほどお世話になった、化粧品の販売会社の事務の契約が終了して更に家に引きこもる生活になった。

 

 そんな、町にクリスマスキャロルが流れる頃、くみくみのNVC基礎コースを受講することになった。

 

 NVCとは非暴力コミュニケーション『共感的コミュニケーション』の略でコネクションプラクティスの原型となっているコミュニケーションスキルです。

 

 このNVCの基礎コースの時が正に体調不良のピークだったと、今感じている。

不安と恐れから、家族にこの学びをしていることを内緒にして、受講する時は、15分ほど歩いたところにあるカフェに移動するほどだった。その、たった15分の距離を歩くのもやっとで、フウフウ息を切らしていた。走ってもいないのに・・・

 

 自分自身の中で勝手に、母である私が仕事もしないくせに好きな勉強をしてはいけない!自分勝手なことをしてはいけない!という呪縛にどっぷりはまり、身動きできない状態だった。

 

 パソコンもなく、2時間の講座をスマホで受講して最後はバッテリー切れでフェイドアウトすることもしばしばだった。

 

 ほとんど、何をしていたかも思い出せない程、いっぱいいっぱいで、混乱していた。

それも、在りもしない事に対してのどうしようもない不安と恐怖が私にいつも付きまとって

誰もが私に怒っているように感じてビクビクしていた!家族に対しても、誰も怒っていないのに、顔色を伺っていた。

 

 講座の中では観察・感情・ニーズ・リクエストを学ぶけれど、さっぱりわからない・・・

何が感情で考えなのか?言われれば言われるほど混乱して途方に暮れていた。

 

 それでも、与えられた宿題は何とか必死にこなして、表を見ながらどうにか感情とニーズを絞り出していた。

 

 宿題の中で共感バディを組んでいただき、そのパートナーと2週間に1度ペースでつながり始めた。

 

 その共感バディとは今でもコンスタントにつながっている。

 

 この頃の記憶を必死にたどってみるけれど、濃い霧の中にいるようで・・・

首や肩がズドンと重くなってくる。昼間も力が出ないから、布団でゴロゴロしてうとうとする。

 

 夜に、目が覚めて眠れない!当たり前だ!ほとんど寝てばかりだから眠れるはずもない。それなのに、睡眠薬2種類を処方してもらう。たいして効かないのに・・・

 

 折角の学びも活かせず、毎日、時間が経つのを必死に待つだけの生活・・・

 



 そんな、ある時私はそんな生活の嘆きを医師に吐露した!

 

 医師からはできるだけ、外に出ないで家でゆっくり過ごすこと。外からの刺激をなるたけ受けないようにと言ったニュアンスのことを言われたように感じる。

 

 それを聞いた私は・・・

 

 それって、死んでるように生きろ!ってことですか?

 

 と詰め寄った!

 

 医師は黙ってうなずいた・・・

 

 その瞬間・・・

 

 

 私の中で何かがはじけた!

 

 死にたい!死にたい!と嘆き、手首に無数の傷をつけていた私が

 

 死にたくない!生きたい!と本気で思った!誓った!

 

 腹の底からカーっと熱いエネルギーが湧いてくる・・・

 

 霧がスーッと晴れていく・・・

 

 あの瞬間に私は生きるために覚醒した!

 

 そして・・・

 

 あの日を境に、私の人生が大転換していく・・・

 

 

 

人は絶望の崖のふちに立った瞬間、命のエネルギーが目覚めていく・・・

 

本来持って生まれた生きるエネルギーが全身に流れ出す・・・

 

その先にある希望の光に気づきそのひかりをを辿って歩き出す。

 

 

                         次回につづく