波乱の1960年代のアメリカ | P・A・P・E・R

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本当はメインは折り紙のつもりだったけど、長い(?)海外生活の経験を活かしていろいろなアドバイスやお話を紹介していきたいと思ってます。

先週の土曜日にHidden Figuresという映画を友達と見に行きました。アメリカとソ連の間で宇宙開発戦争が繰り広げられてる1960年代に白人以外の人への人種差別が根強く残るアメリカでNASAのロケット開発を支えた黒人女性達の実話をもとにした映画です。

 
とても素晴らしくて、なかなか考えさせられる映画だと思いました。
 
その当時のアメリカはJim Crowという、白人と有色人種の公共施設の利用の差別を正当化する法が存在していました。この法律を知っているならSeparate but equalというフレーズも有名ですよね。白人も有色人種も公共施設は使えるけど、それが「白人用」と「有色人種用(colored)」に区別されてます。しかし、有色人種が使う公共施設は白人のよりも質が劣っていました。バスは後ろに座らなければいけないし、学校やお手洗いも分かれてます。白人が通う学校の教育水準は高かったのに対し、黒人は人材も確保できないうえ、教科書や本も白人達のおさがりや、古いものを使わなければいけないなど、平等とはかけ離れていました。そのあとこの法律は撤廃されましたが、今でもアメリカは白人第一主義だし、トランプが大統領になってアメリカはどのようになってしまうのかわかりません。
 
そんな時代に黒人でさらに女性が宇宙開発に貢献していたなんて初めて知りましたし、驚きました。そんな世の中でも社会の目を気にしながらも自分たちが信じた道を貫く黒人女性たちはすごいと思いました。
 
差別を受けていたのは意外にも黒人だけではないのです。例えば1800年後半から1900前半にかけて西・南ヨーロッパからの移民が特に多くその人たちも差別を受けていました。その辺からくる人たちはカトリック教が多いため、プロテスタント教が多く占めるアメリカでは嫌われていました。カトリックはローマ教皇を中心としているため、アメリカ合衆国憲法を大切にする真のアメリカ人にはなれない(いずれは裏切ってローマ教皇に従うのではないか)と思われていたようです。
 
今でもアメリカは人種差別が残っています。黒人は白人よりも職質を受ける確率や逮捕される確率が多かったり、高校や大学の中退が多いし、就職だって白人よりも不利です。メキシコ人やラテン系は最近アメリカへの不法侵入が多いのもあって、白人からあまりよく見られていません。アジア系はいくら生まれてずっとアメリカに住んでいても基本的に「外国人」扱いです。
 
長々とすみませんでした。まだまだ人種差別について永遠と話せますがこれぐらいにしておきます。歴史大好きなので、こういう映画を見るとついつい考えてしまいます。