時間が経つにつれ、顔がパンパンに腫れ、熱を持ち始め、触ると痛いという状態に。
姉が車を出してくれ、母を病院に連れて行ってくれました。
私の腫れた顔を見て大変ねぇ。と気遣ってくれた。
小一時間して、戻ってきまして。
”ご飯あるの?”と聞いてくれました。
気が付かなかったのですが、そうだ、何か作らなくてはいけないんだな。そんな気力は無いと思いました。
あれこれ、言うと、風のように去っていきました。
そして、再び戻ってくると、あれもこれも、と、いろいろと、あれば便利そうなものがどっさりと、袋に入っていました。
有難いなぁと思いお金を払おうとすると、
”お見舞いだから”
と、言ってお金を受け取ってくれないのです。
本当に、良い姉を持ってわたしは良かった。
いつか、このご恩返しができる日がくるだろうか。
(おしまい)