3月11日、武田は福島第一原発1号機が水素爆発を起こして以来、テレビや新聞を見るたびに強烈な違和感を覚えたそうだ。「解説に出てきた教授や、政府の発表が嘘ばかり言っていてビックリしました。"何だ?こいつら?"と思ったんです」長年、原発にかかわって来た学者として正しい情報を発信する必要があると感じた武田は、自らのブログで警告を発し始める。

タイトルは『政府・マスコミ、ごまかし。危ない?!』『保安院という化け物』といった危機管理分析に加えて、『逃げられない人のために』『ほうれん草は食べられるか?』
 など徹底的に生活者の目線に立った情報が目立つ。内容のわかりやすさが子どもを持つ主婦達の間でも評判を呼び、アクセス数は1日50万件を越えた。