自分のことを好きじゃない誰かのことで
色々悩んだりする時間はもったいない。
俺は、自分を好きでいてくれる人
寄って来てくれてる人を大事にしたい
全ての人に、好かれるなんて不可能やし
そこまで色んな人に気を使いたくない
この話は実話です。
自分が人助けしたつもりが殺人未遂で逮捕され、その時の思いや
葛藤や心境や信念など赤裸々に語ってます。
歪んだ正義の悪です。
良かったら一度読んでみてください。
続きの話になってますので、初めから時間ある方見てください。
＊前回までのストーリー
女を助けて殺人未遂で起訴された。助けた女にも『関わりたくない』等言われて
葛藤の中生活。
初公判の日に、共犯の相棒と再会。
言いたかったこと、欲しかった言葉を聞き、泣きそうに・・・・
お互いに、反省はしていなかった。悪は俺らじゃない・・・
●『何が反省することあるんや？
アイツが悪いやろ？』
その言葉に頷き、『アイツが悪』って
脳に上書きし、自分たちが正義と認識させた。
今更、再認識しても起訴されてるから、
どうにもならない。
そして、その言葉を確認し合う様に
お互いの目の奥を力強く見つめてた。
お互いの目の奥には、その時の情景や、
想いが写ってる感じがした。
その時に
『開廷前ですから、被告人こちらへ・・・』
と促された。
お互いに、立ち上がり軽く頷いて刑務官に挟まれた。
入廷したら、空気がさっきの所と違って重かった。
静かすぎる。酸欠みたいに空気が薄い
目が合った。
期待できない、仕事をこなすだけの
弁護士も来ていた。
弁護士の席にもう１人座っていた。
目が合った。
席を見渡すと何人か知った顔があった。
わざわざ、仕事休んで来てくれた知り合い達。
目が合った。見た事ない顔の連中。
みんなが注目してこちらを見ている
手錠を外され、席に座る。
裁判官が
『それでは開廷します。被告人前に出てください』
始まった。カスどもの見せしめが開始された。
名前、生年月日、住所を順番に聞かれた。
個人情報垂れ流し状態。
『これより被告人に対する殺人未遂事件、銃刀法違反、覚せい剤取締法違反に
ついて審理します・・・検察官は起訴状を朗読してください。』
淡々と、メガネの裁判官が
無表情でこちらを見ながら言った。
検察官は、検事や。
でも取り調べした検事じゃなく、裁判するときは違う検事がするが、
こいつは何か、顔つきが気に入らん！！
起訴状を読まれて、公訴事実を言われる。
いわいる罪状認否。
つまり、いつ、どこで
（住所、番地、番地内のどこ。場所を細かくいう）
誰に対し、覚せい剤を使用し、
あらかじめ、所持していたナイフを隠し持ち、
2人で暴行を加え、その刃物で複数回刺したものである。。。
みたいな簡単に言えばこんな感じ。
検事の最後の締めくくりは、
罪名及び罰条をイキって言ってた。
刑法第なんとか。かんとか。。。第何条の何項とか。。。
ドヤ顔で傍聴人を見渡してたような感覚。
手錠されてないから、ダッシュすれば、
殴ることも可能や。ウザい。
間髪入れずに裁判官が
『被告人は、何とかかんか。。。。。。。。。。』
何か難しい言葉を、色々言うてた。
結局は、この裁判で何も答えなくてもいいし、
言ってもいい。
けど俺が言った内容は、
すべて証拠になるので気をつけろって。
あとは、検事が読んだ内容がその通りかどうかを、
さっさと答えろカスども！！
っていう感じ。
裁判官が
『被告人、間違ってるところありますか？』
とこっちを見て聞いてきた。
『いえ、間違いありません。。。』と答えた。
続けてツレも、同じことを答えた。
その後、弁護士も意見を聞かれ
『被告人と同様です』みたいなん言って席に座らされた。
心ここにあらず状態で、しんどかった。。。
今すぐに判決言ってくれたらええ。
周り、見渡しても、裁判官、書記官
検事や弁護士、傍聴人
ここにいる奴は、現場を見てないし、
事情も知らない。
俺らの知り合いですら、捕まった事しか知らない。
ただの刑事の取り調べ書類、検事の取り調べ書類を元に、この裁判が始まってる。
犯罪者の裁きの為の集まり。
権力が弱者に対して
罰を決めつける場所。
負けが確定してる
消化試合みたいなもん。
初対面のクソども VS 同類のカス！！
国家権力 VS 歪んだ正義の悪！！
書類だけで知った奴ら VS 真実を知ってる奴！！
はあ、メンタルしんどいわ。。。
はよ、帰りたいな。。。
～続く