昨日の夜ご飯の時に、いつも子供達は取り皿におかず入れて食べています。

下の子は好き嫌いとかあるので、なるべくこちらで入れて,頑張って食べてもらってます。

 

『もうお腹いっぱい。食べれん!!』と息子。

そのまま寝転んでゲーム。

 

テーブル拭いてたら

何と下にスナップエンドウの噛んだ残骸が、

多数落ちている。

 

『全部食べたんか?』と息子に聞くと

『食べたで』と言う。

『コレなんや?下に捨ててるやろ?嫌やったか?』と聞いたら

『・・・・マズイもん・・』と。半泣き。

 

バレるって思ってなかったんやろなぁ。

その考え方に

 少しほっこり心が和みました。

 

この話は過去の実はです。助けたつもりが殺人未遂で逮捕されました。

その時の思いや心境を書いています。

 

良かったらはじめから読んでいただくと、展開がよく分かりますので

お願いします。

 

*前回までのあらすじ

強姦された女を助けるために、男に暴行制裁。

挙げ句の果てにナイフで刺し逮捕。

助けた女は、事件にせず向こうと示談。俺たちには今後関わりたくない・・・

裁判でも協力出来ないと言われ。。。

孤独の中、ある刑事が、災難やったなっと

言ってくれた・・・・少し報われた

 

●保釈申請も却下された中、もう何をやっていくかの選択肢が少なくなってきた。

 

留置場の担当のオヤジが

『今日、1人入ってくるから頼むわな~』って言ってきた。

 

犯罪者も日々入ってきて、釈放や拘置所の方に移送されたりして案外出入り激しい

 

取り調べから帰ってくると『房におるから頼むわ』と言われた。

顔合わせて頭を下げ、

『お願いします』と挨拶した。

 

よく話する奴で、だいぶしんどい奴だった。

相手が本読んでいようが、天井見て考えていようが、寝ころんでいようが連射してくる。

 

今日ここへ来来たばかりやのに、ずっと留置に

いたかのような奴。

 

『前(前科)あるん?』って聞いたら

3回目だそうです。ベテラン。

 

だから初犯の人のようにオドオドしてない。

でも、まあ、もうちょい静かにしといてくれ。。。。って思ってた。

 

『何したんです?今回長そうなんですか?』と

同房の奴が、横で会話してるのが嫌でも

耳に入ってくるので、

聞いていたら、そいつは強姦らしい。


それも3回目!!

 

強姦と聞いて一瞬ピクっとなった。


会社の同僚のマンションに荷物もって行き、

玄関開けてくれたから中入って

ヤッたみたい・・・・

自慢するように言ってくる。

顔も知られてる同僚やのに、

後の事全く考えてないイカレた奴。


その前の事件の事も、聞いてないのに、

演説してきた。前は輪姦したみたい。


笑いながら。身振り手振りで。楽勝でしょ。って

勲章みたいに言ってる。

 

何回か同房の子が、チラチラ気にしながら

こっち見てきていた。

 

俺が、今回刺してなくて、女が事件にしていて、

奴が逮捕されていたら、こんな感じかどうか分からんけど、同じように、同房の奴に事件のこと、

笑いながら話でた可能性だってある。


それを、思ったら冷静でいられなくなった。

 

やられた女の事より、自分の性欲満たし、こうして簡単に出来たって面白く言ってくる奴。

捕まって懲役行っても、出所後に同じ事して捕まる。さらに同じ事を繰り返す。

反省も更生もない。


あるのは自己の欲求満たすだけ。

 

目の前の奴は、反省は当然してない。

病気的な奴。

刑事罰がこんな奴を変えることは

出来ない。

何回か懲役行っても、現に変わってないし。

強姦を繰り返してる。


笑って話している。


不細工な男がさらに醜い奴に見える

被害者の女、身内が見たらどうや?

殺したくなるやろな。

 

頭でそう考えながら、本を読んでいた。ってか目線を本に落としていた。


耳は完全に会話にロックオン状態でした。

 

仲良くなりたいのか知らんが、

自分からペラペラしゃべりすぎ。


誇らしげに。自慢げに。嬉しそうに。。。。。

 

耳に入るたびに感情が変化していく感覚。

 

『いや~でも恐怖で嫌がってる顔に興奮するんですよね~よく締まるし。分かるでしょ?』


チラッとこっち見てきた。

 

分かるはずない!死ね



立ち上がって、全く躊躇せずに顔面に蹴り入れた。

その後は、顔面を踏みつけた。

 

『おい!よう聞けよ。お前みたいな強姦魔刺して

ここにおるんや!!

言いたいこと分かるか?』

 

鼻から血を流して、恐怖で放心状態。

 

聞こえてるかどうか分からん。。

 

『おい!!!やめとけ!!終わりや!離れて!!』と房の扉の解錠音

 

『もう、手を出すな。ええか!』

 

見下げた所に怯えた奴の姿。。。。

 

あの時と、同じような光景がよみがえった。。。。。

 

 

~続く