よく『気を使わない関係がいい』とか聞きます。

 

恋愛関係、夫婦関係 友達関係でも一緒にいて気を使わずに

自分らしく付き合うことが出来るかどうか?ですよね・・

 

自分も昔は、気を使わない関係がいいと思っていました。

でも色んなことを経験していき、考えが変わりました。

 

『そばにいる人ほど、気を遣ってあげる』っていう風に思ってます。

 

 自分のことよく思ってくれている人、そばに寄ってきてくれてる人

そんな人には、特にいろんな意味で気を遣っています。

 

『気を使う』ではなく、『気を遣う』

 

『気を使う』は、相手に配慮した行為やけど、自分の為やね

『気を遣う』は、相手の事を思いやっている。相手のための行為やわ。

 

誰でもじゃない。側に寄ってきてくれてる人を、今大切にしてます。

 

 

この話は、過去にあった自分の実話です。

強姦された女の手助けのつもりが、殺人未遂で逮捕されました。

その時の感情や、思い葛藤や信念など書いています。

 

良かったら初めから読んでみてください。

よろしくお願いします。

 

 

*前回までのあらすじ

人を刺し殺人未遂で逮捕。自分自身では、助けたつもりだった。

弁護士が来て、示談の話を進めてきたが、却下した。反省はしてなかった。

助けた女にも(関わりたくない)って言われてるみたい・・・・

偽善のアホ・・・・

 

●取り調べも終盤に近くなった。

何回も、刺した経緯や動機等を聞かれたけど、何回聞かれても同じ事しか言ってない。嘘つく必要がなかったから。

相棒の事も気になってたから聞くと、刑事が教えてくれた。

 

『○○も、おんなじ事いうてるし、大体調書も取れてるからな。

お前さんら、おんなじ事言うてるな。。。。』

 

それを聞き心の中でちょっと嬉しかった。

 

懲役行くのに、嬉しいとか可笑しいけど、実際は離れていて相談できない状態で、弁護士の伝言ゲーム、思いを伝えてもらっただけ。

でも、向こうも、ありのまま調書にしてくれ同じような内容っだったみたいで、そこまで矛盾点がなかったみたいや。

 

信用はしていたし、アホやけど信頼もしていた。

刺した後、パトカーに乗る前に、

 

『ごめんな。やってもうた!!』って言うた。

 

『ええよ。あいつが悪い。気にすんな!!』って言ってくれた。

 

最後の会話やった。でも、気が軽くなったのはあった。

その言葉が頭に残っていて、色んな思い巡らせ拘禁生活していた。

 

誰も信用してくれない中で、お互いが信用と信頼してあげないと

クソ以下の存在になる俺たち。

 

レベルが低い者同士の傷の舐め合い。

 

それでもよかった。同じ気持ちの人間がいたので、報われた感あった。

自分でしたことの、正しい、正しくないは、どうでも良くなってた。

 

自分の中の色んな思いがあって、行動した結果がこれ。

一人だけわかってくれている奴がいても、結果何も変わらん。

 

助けた、女にも『関わり持ちたくない』みたいなん言われてたから、

『おんなじ事言うてる』って聞いたときには、『ウン。ウン』ってなった。

 

電話したい。会いたい。好きな恋人に恋焦がれてる様な気持ちになったわ。

 

普通に生活していても、我慢出来る人。我慢できない人。強姦されて

親告し事件にする人。誰にも言えず生活する人。耐え切れず手首切ったりする人

 

さまざまな人いて、さまざまな解決策や我慢、また自殺等している。

 

強姦したやつも事件になり裁判したとしても、『反省してます。二度と致しません』レベルの言葉を並べるだけ。

強姦された人が聞いて、心に入ってこないわな。。。。

 

だから代わりに行ったんや。これは正義やった。

 

結局は自分自身に、呪文のように繰り返し言い聞かせていた。

 

 

~続く

 

ありがとうございました