#岡田准一 「白い巨塔」高視聴率も…残念コメントが相次ぐワケ | 鳥海山(出羽富士)の写真

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最終話の平均視聴率は15.2%と、有終の美を飾ったテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「白い巨塔」。5月22~26日の5夜連続で放送され、野心むき出しの天才外科医・財前五郎役をV6の岡田准一(38)が務めた。
言うまでもないが、山崎豊子の同名長編小説が原作。映画も含めて日本で映像化されるのは、これで6回目だ。テレビの連ドラでは1978~1979年にわたって田宮二郎が、2003年には唐沢寿明が主人公の財前を演じている。
〈田宮二郎、唐沢寿明の方が良かった〉〈がっかりした〉〈主役が若すぎる〉〈キャスティングが悪すぎる〉などなど、高視聴率と反比例するように批判的なコメントが相次いでいる。
「『白い巨塔』には、主演が誰というより、とりあえず『白い巨塔』だから最後まで見てみようという熱心なオールドファンがかなりの数で存在します。それが高視聴率につながった部分もあるように思いますね。それぞれに『財前はやっぱり田宮二郎』『唐沢も悪くない』なんて思い入れがある。昔からの『白い巨塔』ファンにすれば、国立大の医学部教授にしては『岡田は若すぎる』と感じるのも無理はない。高齢のファンから見たら威厳や迫力に欠ける岡田財前では物足りなかったのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
ファンのイメージとはギャップがあったようだが、2003年に唐沢が財前を演じた時は、40歳。38歳の岡田とはたった2歳しか違わない。なぜ視聴者は違和感を持ったのか。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。
「岡田さんの演技は素晴らしかったのですが、若く映ったのは否めません。唐沢さんが主演した時と大して年齢は変わりませんが、岡田さんには“ジャニーズ”のイメージがあるからでしょう。医学部の教授という役柄では、なおさら違和感がある。また、周りのキャストも、松山ケンイチさん(34)や、夏帆さん(27)、飯豊まりえさん(21)と、主役に順じて若くなったことも、オールドファンが入り込めなかった理由では」
つまり岡田はミスキャストだったのか。
「5夜連続放送も、若いキャストを多く使ったのも新しい試みでした。それで最終話15%超えは立派。成功でしょう。これからのリメークドラマは、自分の思い出と照らし合わせながら、ツッコミを入れながら視聴するのが新しい形になるかもしれません。ちなみに、22日の初回放送後にレンタルビデオショップに行ったら、唐沢財前の『白い巨塔』が貸し出し中だった。若い人も、過去の作品と比べてみたくなったのかもしれません。次回の『白い巨塔』では、岡田財前もいい思い出として、比較されることになるでしょう」
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)(日刊ゲンダイDIGITAL(livedoor NEWS)より)