#高橋一生、2019年は「どうにでもなれという感じ」 その真意は? | 鳥海山(出羽富士)の写真

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数々のドラマ、映画に出演し、人気実力派俳優の地位を固めた高橋一生。2019年は主演を務める土曜ドラマ『みかづき』(NHK総合/毎週土曜21時)でスタートをきる。2019年について「どうにでもなれという感じです(笑)」と語るその真意は? 高橋に作品の話に加え、仕事に対する今の思いを聞いた。
本作は、2017年に「本屋大賞」2位になった森絵都の同名小説が原作。昭和から平成に至る塾と日本社会の変遷を背景に、ある家族の50年の歴史を描く。脚本はドラマ『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)を手がけた水橋文美江。
 高橋が演じるのは、小学校の用務員でありながら落ちこぼれの子どもたちに勉強を教えていた天才的教師の大島吾郎。高橋は吾郎の50年を特殊メイクせずに演じたが、年齢の変化を外見ではなく内面から表現できたのは「脚本のおかげ」と断言する。水橋の脚本を読み、吾郎は「僕をあて書きしてくれている」と感じたそう。「『あー』って相づちをうつ感じは僕そのもの。水橋さんは初めてですが、おそらく僕のイメージの断片を膨らませてくださって、そのエッセンスを吾郎に入れてくれたんだと思います。水橋さんだけでなく、最近はあて書いてくれているような役が多くて。脚本家の方が思う僕のイメージや求めているものが、台本から透けて見えるのはうれしい」と満足げだ。
そんな高橋だが、2019年をどんな年にしたいかと問うと、「どういった年にでもなれという年」とほほ笑む。「僕はもう自分で何かをどうこうしようかという範ちゅうの外にいるんです。『お仕事したい』と言ってくださる方々がいてくださる間は、その方々の思いに応えてお芝居をしていくだけ。それは2018年にハッキリ分かりました」と真摯に明かす。
 その真意とは? 「仕事でやりたいことは全部叶っちゃったんです。そこから先は自発的に目標を決めてどうしたいと言っていても仕方ない。そうしないといつまでたっても、自分の作った枠の中にいることになってしまう。枠の外に出るためにも周りの方々の意見を取り入れないといけないと思っているので、どうにでもなれという感じです(笑)」。
 自分を常に客観的に見て、求められているものに応えていこうとする高橋。本作での吾郎をはじめ、今年も高橋の新たな一面が見られそうだ。(取材・文/高山美穂)(クランクイン(exciteニュース)より)