人気アイドルグループ・乃木坂46の一期生最年少として加入、いまやセンターを務めるまでに成長したエースの齋藤飛鳥。今をときめく存在にもかかわらず、自身を密着したドキュメンタリー『セブンルール』(フジテレビ系)では「暗いねってよく言われる」「根っからのアイドルじゃない」など、冷静に自己分析した発言を繰り返す姿は異彩を放っていた。そんな彼女が、『あの頃、君を追いかけた』で映画初出演を果たす。台湾で社会現象を巻き起こした同作をリメイクしたもので、お調子者の高校生・水島浩介(山田裕貴)と、浩介の“お目付け役”に任命されたクラス一の優等生・早瀬真愛(齋藤)のほろ苦いラブストーリーとなっている。真愛というクールな役柄を通じて、彼女の内面にも迫った。
■優等生ヒロインを演じて感じた共通点
――いきなりで恐縮なのですが、テレビを見ていても、あまり感情の起伏を見せないので、「テンションが上がる瞬間っていつなのかな?」と気になっていました。
【齋藤飛鳥】ライブに行ったら拳を上げたりしますよ、軽くですけど(笑)。あとはお肉を食べる時は毎回テンションが高いですね……そうだ、私、海外行くと人格変わります。もともと人混みが嫌いで、日本にいるときは休日出かけることも少ないのに、海外では自ら人混みにも行くし、店員さんにも「写真撮ってください!」ってジェスチャー交じりで話しかけたりしてます。ゆくゆくは海外の友人を作るのが夢なんですよ。
――ライブでの姿気になります(笑)。今回、はじめての映画出演、そしてヒロインという大役ですが、話が来たとき率直にどう思いましたか?
【齋藤飛鳥】最初は嬉しさというよりも、「私でいいのかな」「なんで私に来たんだろう」という驚きの感情のほうが大きかったです。
――今回演じる早瀬真愛は、親・兄弟が医者というエリート家系に生まれ、学校にいても勉強が基本……といった物静かな性格ですが、どこかタイプ的にも近い部分があるんじゃないですか?
【齋藤飛鳥】たしかに、真愛ちゃんは周囲からクールと言われていて、私もクールと言われることがあるので、近しい部分はあるのかなと思っていました。演じていても「このセリフ、前にどこかで言ったことあるな」という場面があって、親近感を覚えましたね。
――齋藤さんは自身のルールに、「待ち時間は壁に寄りかかる」とありましたが(『セブンルール』1月9日放送回より)、真愛もやりそうな行動ですよね(笑)。
【齋藤飛鳥】うん、寄りかかりそう(笑)。真愛ちゃんが凄いのは、浩介のことを10年間片思いしていたのに、本人には伝えず接していたこと。浩介がいかに特別な存在なのかというのが伝わってきて素敵でした。
――自分だったら、そんなに長い片思いが出来ますか?
【齋藤飛鳥】男の人にとっては最高にもどかしいですよね(笑)。でも私も一緒で、素直に「好き」と言葉では伝えられないです。
■「あまり物事に期待しない」俯瞰で見ることでセンターの重圧を軽減
――乃木坂においても、思ったことを素直に口には出さないタイプですか?
【齋藤飛鳥】そうですね。
一人でぐるぐると考えを張り巡らせていますけど、相談せずに自己完結することが多いです。周囲もキャラをわかってくれているのか、そっとしておいてくれますね。
――その思考法が“らしさ”というか、普段から言動や行動に自分なりの正義というか、信念を感じていて。
【齋藤飛鳥】あまり物事に期待しないというか、自分に起こる出来事を俯瞰で捉えているのが大きいかもしれないです。たとえば辛い状況に陥ったとしても、「これも今だけでしょ」「この辛さって想像できる範囲のことだよな」と、他者目線で見てます。
――自分でメンタルをコントロール出来ているから、いろいろなお仕事の方向性が見えてきそうですよね。
【齋藤飛鳥】この映画で「パラレルワールド」について触れていることから、これまで取材でも「もし乃木坂に入っていなかったら何をしていますか?」と聞かれることが多いんです。でもやっぱり、どんな職業を浮かべてもピンと来ないんですよね。ということは、 “乃木坂にいる私”が一番しっくり来るんだなとあらためて感じています。(exciteニュースより)
■優等生ヒロインを演じて感じた共通点
――いきなりで恐縮なのですが、テレビを見ていても、あまり感情の起伏を見せないので、「テンションが上がる瞬間っていつなのかな?」と気になっていました。
【齋藤飛鳥】ライブに行ったら拳を上げたりしますよ、軽くですけど(笑)。あとはお肉を食べる時は毎回テンションが高いですね……そうだ、私、海外行くと人格変わります。もともと人混みが嫌いで、日本にいるときは休日出かけることも少ないのに、海外では自ら人混みにも行くし、店員さんにも「写真撮ってください!」ってジェスチャー交じりで話しかけたりしてます。ゆくゆくは海外の友人を作るのが夢なんですよ。
――ライブでの姿気になります(笑)。今回、はじめての映画出演、そしてヒロインという大役ですが、話が来たとき率直にどう思いましたか?
【齋藤飛鳥】最初は嬉しさというよりも、「私でいいのかな」「なんで私に来たんだろう」という驚きの感情のほうが大きかったです。
――今回演じる早瀬真愛は、親・兄弟が医者というエリート家系に生まれ、学校にいても勉強が基本……といった物静かな性格ですが、どこかタイプ的にも近い部分があるんじゃないですか?
【齋藤飛鳥】たしかに、真愛ちゃんは周囲からクールと言われていて、私もクールと言われることがあるので、近しい部分はあるのかなと思っていました。演じていても「このセリフ、前にどこかで言ったことあるな」という場面があって、親近感を覚えましたね。
――齋藤さんは自身のルールに、「待ち時間は壁に寄りかかる」とありましたが(『セブンルール』1月9日放送回より)、真愛もやりそうな行動ですよね(笑)。
【齋藤飛鳥】うん、寄りかかりそう(笑)。真愛ちゃんが凄いのは、浩介のことを10年間片思いしていたのに、本人には伝えず接していたこと。浩介がいかに特別な存在なのかというのが伝わってきて素敵でした。
――自分だったら、そんなに長い片思いが出来ますか?
【齋藤飛鳥】男の人にとっては最高にもどかしいですよね(笑)。でも私も一緒で、素直に「好き」と言葉では伝えられないです。
■「あまり物事に期待しない」俯瞰で見ることでセンターの重圧を軽減
――乃木坂においても、思ったことを素直に口には出さないタイプですか?
【齋藤飛鳥】そうですね。
一人でぐるぐると考えを張り巡らせていますけど、相談せずに自己完結することが多いです。周囲もキャラをわかってくれているのか、そっとしておいてくれますね。
――その思考法が“らしさ”というか、普段から言動や行動に自分なりの正義というか、信念を感じていて。
【齋藤飛鳥】あまり物事に期待しないというか、自分に起こる出来事を俯瞰で捉えているのが大きいかもしれないです。たとえば辛い状況に陥ったとしても、「これも今だけでしょ」「この辛さって想像できる範囲のことだよな」と、他者目線で見てます。
――自分でメンタルをコントロール出来ているから、いろいろなお仕事の方向性が見えてきそうですよね。
【齋藤飛鳥】この映画で「パラレルワールド」について触れていることから、これまで取材でも「もし乃木坂に入っていなかったら何をしていますか?」と聞かれることが多いんです。でもやっぱり、どんな職業を浮かべてもピンと来ないんですよね。ということは、 “乃木坂にいる私”が一番しっくり来るんだなとあらためて感じています。(exciteニュースより)
