うちの子は現在中学2年生。そろそろ進路についても考えないといけません。
というか中1のときに既に先生に「特別支援学校以外も考えてるんでー」と匂わせとかないと通知表の表記が変わるとかって噂を聞いてたので自己主張しておりました。
実際には、そんなに気にしなくてよさげですけども。
大阪の場合、小学校は通学域の学校に通ってねというスタイルなので、もうほぼ迷わず普通に通いました。
低学年の頃は朝、集団登校にもかかわらず私が一緒に行って、帰りは学校内の学童保育から一緒に帰ってましたが、中学年からは二つ上の姉さんに頼り切って、高学年になったらアキラは一人で行って帰ってくるようになりましたんで、こりゃ小学校より近い中学校には楽勝で通えるなと。
ただし中学校はみんな受験てものに向かって頑張るイメージ。
勉強しっかりやってねとギスギスしてるんでは…とちょっと不安でもありました。
が、姉さん見てると思ったより平和で、いい意味でアホで、アキラもたくさん知り合いがいるし行けるんでは…と期待が膨らみました。
あと、特別支援学校は逆に就職に向けて頑張る勝手なイメージがありまして。
12歳から15歳の子が就職考えるって江戸時代?とワタシ的には思ったのです。
何しろ「成長はゆっくりですが普通に子育てしてください」と幼少期から言われてきたダウン症児です。
みんなより成長はゆっくりなのに、将来だけ先に来るのかー。というのに違和感があり、勉強とか友だちとじゃれるとかに三年間を使っていただきたいと思ったので、迷いはあったけど中学校も家の前の市立中学校へ進みました。
どうせ学校という世界以外では、アキラは1000/1人の障害者です。
周りの言ってることは意味不明で、ようわからん世界。
雑多な社会にいつか出ていくなら、雑多な社会から隔離しなくてもいいかと思ったのも一つです。
分けたほうがいいタイプの子もいるけど、アキラは割と周囲を見てなんとなくじわっと成長するタイプなので。
ごった煮の中でエキスを吸っていくタイプの子には、雑然とした普通中学が向いてるかなと。
彼の生活のすべてを知ってるわけじゃないので、もしかしたら嫌なこともあるでしょう。
が、忘れちゃうし、毎日学校に率先して元気に通ってるので、そこまで嫌なこともなさげ。
何より私が家から一歩も送っていかなくていいのは、とっても楽ちん。
放課後デイサービスの車を中学校の校門につけるのも、たぶん我が家が初だったにも関わらず軽くOKだったし。
(おかげで中学生たちにデイサービスの認知度が上がるという)
制服もボタンをマジックテープにしたり、ベルトをゴムのにしたりと改良させてもらったし。
意外と「これいいですか」と聞いたら全部OKで私が驚いた。
選んでよかった、地元中学。
で、次の進学を考えるとき、高校生以降はもう将来は当然考えていいと思うのです。
しかし重度知的障害のあるダウン症児の選択肢はとても少ない。
ただ、考えてみたら、普通の受験生たちも行きたい学校と行ける学校のミスマッチには悩んでるんでしょう。
大阪は全国的に見ると、障害のある子どもの高校進学の門戸は広い方らしい。
大阪に住んでいると「もっと!」と思ってしまいますけども。
この前は特別支援教室の設定がある高等専修学校に見学に行って感動してきましたが
定員がある以上、それはやっぱり学力選抜があるわけで、過去問取り寄せたら、うちの子にはちょーっと難しかった(笑)
というわけで、来年の今頃まで、進路探索は続きます。
特別支援学校も実際に行ってみると、いろんな子がいて、別にアリかなと思いました。
ぶっちゃけ、どこにいても人はそれなりに学ぶんですよね。
最終的にセーフティネットとして特別支援学校があると思えば、すごく恵まれてるんでは?とも思います。
ただ、夢見る私が「我が子が行けてなおかつ、私が気にいる学校がない」と言ったら、旦那が学校を作れと言う。
その資金は誰が?(笑)