>EP盤
>タイトル:カラタチの夢
>アーティスト:大橋トリオ
>リリース日:2023年 11月 8日
>記事作成日:2023年 11月 27日
聴きました!
『きのう何食べた?season 2』『探偵ロマンス』『さよならの向う側』というドラマのテーマソングに、テレビ番組のテーマ曲。とても“テレビ寄り”の新作。大橋トリオさんが、まさかこんなにテレビに近いアーティストになるとは…多くの人に聴かれる機会が出来るのは、素晴らしい事だと思う。
『カラタチの夢』
という事で、ドラマ『何食べ2』の曲から。
とにかくオシャレ。初期の大橋トリオを思わせる、柔らかくて穏やかなアコースティックサウンド。軽快なリズムに、帰宅の足取りも軽くなるってなもんです。
ぼく、正直『何食べ1』にはあまりハマらなかったんだけれども、こんな曲が流れてくるドラマならそりゃあ観たくなるさ。
『黄昏メロウ』
こちらは『美しい日本に出会う旅』なるテレビ番組のオープニングテーマだそうな。紀行番組なのかな…やはり、こんな曲が流れてくる紀行番組なのだとしたら、何としてでも観てみたいなと思う。
これもまた、柔らかいポップチューン。BPMが前曲よりもやや落ち着いている分、のんびりとした散歩に似合う感じになってる。今(これを書いてるのは、例年よりも気温が高い11月下旬)、晴れた休日に散歩をしながら聴きたい感じ。
『小さな種たち』
唯一のノンタイアップ曲。
落ち着いた曲。引き続き温かいサウンドで、メロディにも親しみやすさがあり、一方で高揚感みたいなものは皆無なので、じっくり聴ける。そして何回聴いても疲れない。こちらは、秋の夜更けによく似合いそうです。
ドラマ『さよならの向う側』のテーマソング。
配信シングルとして出た時から、大好きな曲。大好きだけど、苦しくなるから気軽には聴けない曲。今年も、大好きなアーティストが沢山亡くなった。身の回りでも、悲しい話を幾つか聞いた(幸い親族の中にはそういうのは無かったけど)。そうして思うのは、この曲のように穏やかな最期を迎えられたらどんなに幸せかという事。後悔ではなく感謝を胸に逝けたら、最上の幸福。ぼくの生涯の目標は、「この曲が似合う終末期を迎える」なのかもしれない。
『生きる者』
こちらは『探偵ロマンス』なるドラマの主題歌だそうです。
ここまでの曲とは毛色が異なる、ちょっとディスコファンク感のある曲。近年の、洒脱でウィットに富んだ大橋トリオの感じが強い。
この曲が似合うドラマって、どんなものなんだろう。これもこれでちょっと観てみたい。
そんな、計5曲。
秋…しかも、深い秋に聴くのにぴったりな作品だと思う。秋の抜けるような青空って、何故か切なくて。また、秋の夜更けってなんか人恋しくなって。そういう秋特有の空気感が、いっぱいに詰まってるアルバムだった。凄く良かった。
…でも、『かなしみのない世界』は泣いちゃうから要注意(笑)。
お気に入りは、
#01 『カラタチの夢』
#02 『黄昏メロウ』
#04 『さよならのない世界』
この作品が好きなら、
・『エンドロールEP』/秦基博
・『深呼吸』/ハナレグミ
・『ハミングバード』/奇妙礼太郎
などもいかがでしょうか。
CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/
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