>配信シングル

>タイトル:アイコトバ

>アーティスト:アイナ・ジ・エンド

>リリース日:2023年 10月 27日

>記事作成日:2023年 11月 17日






聴きました!


11月の、“最近気になったシングル曲を聴いていくシリーズ”、その⑰。いやはや、今月は本当にシングルが豊作。

今回は、アイナ・ジ・エンドさん。最近は“キリエ”としての稼働が多かった気がしますが、こちらはアイナさんの名義で。


アニメ『薬屋のひとりごと』のエンディングテーマ。原作小説は読んでないけど、マンガは愛読していたのでアニメも観たら、エンディングがこの曲で。週末のど深夜にぼーっと観るアニメからこんな曲が聴こえてきたら、なんかグッと来てしまう。




『アイコトバ』

作詞作曲は石崎ひゅーいさん、アレンジはトオミヨウさん。ガチ感が凄い(笑)。

ロックバラードと呼んで差し支えないでしょうね。マイナー調のメロディラインと感傷的な歌声には、まごう事なきバラード感があり。一方でオケには厚みがあり、ロックンロールを感じる。

歌詞は、決してハートウォーミングとは言えない。心に傷跡がある人に刺さる感じの歌詞。でも、オケの雰囲気も相まってか、聴き終えるとちょっとあったかい気持ちになるんだよなぁ。不思議。切なさと温もりが9:1の感じなんだけど、1しかないからこそそこが浮き立って見えるのかな。

暴力的な程に感傷的な曲が、昔から大好きなんですよ。一旦どん底に突き落とされて、そこから浮上する過程に気持ちよさを感じるというか。そういう曲って滅多に出会えないんだけど、この曲はまさにそれ(ちなみに過去で言うと、speenaの『ジレンマ』とか、GO!GO!7188の『こいのうた』とか、Q;indivi+の『hanabi』とか)。自分自身には何一つ悲しい事がないのに、声をあげて泣きたくなる(笑)。そしてその先のスッキリに恋焦がれる。




そんな、計1曲。


若い頃に夜勤帯の仕事をしてた時、日付が変わる頃に諸々がひと段落してふっと一息ついた時のあの瞬間が、ちょっと好きだったんです。その時の感覚を、何故か思い出しました。仕事に区切りがついた安堵感と、ひとつも音がせずただ自分がポツンとそこに居るだけの寂しさと…フル稼働から解放されて回転をやめた脳みそに、深夜アニメはちょうど良くて。名前も知らない主人公が何かと戦ったり誰かに恋したりただ普通に生活したりするのを観るともなくボーッと観て、エンディングテーマが流れ始めたところでようやく「あぁ、このアニメはもう終わるんだ」って気付くという。その独特な浮遊感(?)が好きで…それを追体験出来る曲でした。凄く、深夜アニメのエンディングテーマ感が強い曲(特定の何かの曲に似てるとかカブってるとかの話ではないです)。


ここ最近聴いたあらゆる曲の中でも、かなり好きな部類の曲。






お気に入りは、

#01 『アイコトバ』






CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/

…配信限定作品ですが。














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