>シングル(フィジカルシングル)
>タイトル:No more cry
>アーティスト:エレファントカシマシ
>リリース日:2023年 10月 25日
>記事作成日:2023年 11月 12日
聴きました!
久しぶりに、エレカシとしての新作を聴いた。ここ数年は、宮本浩次さんのソロ活動がメインでしたからね。ぼくは小林武史Pを敬愛しているので、宮本さんと小林Pとのコンビネーションが冴え渡っていたソロ活動のほうがより親近感がありましたが、無いものねだりというか何というか…エレカシも聴きたくなりました(笑)。
タイアップも付いているようです。
『No more cry』
エレカシらしい哀愁が感じられる、ロッカバラード。
“4人だけの音”が最近のテーマらしいらしいですが、まさにそれを体現するような肉感的なバンドアンサンブル。それぞれの楽器の音が、とても立体的に聴こえる。宮本さんの歌とアコギのストロークも勿論なんだけど、リズム隊の奔放さにはちょっと驚いた。元々、骨太さはありつつも“勢い”よりは“精密さ”のほうが前に来るタイプのバンドだと思ってたんだけど、この曲には奔放さのほうが強く感じられました。
宮本さんの歌詞にも、なんかちょっと余裕というか遊びがあるような気がして、そこも面白かった。とにかくストイックに突き詰める感じる作詞スタイルだと思っていたのですが、熱量はありつつも“問い詰められる感”が皆無で。
『Hello. I love you』
音は、表題曲以上にロケンロー。こっちの曲は、ギターの存在感が凄いですね。この曲のロケンローは、ギターのほうから香ってきます。
ちなみに、「キーボードが聴こえるな」と思ったら、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉さんが参加されているとの事。キラキラ感が上乗せされつつ、でも“ポップス”というよりあくまで“ロック”。
上記2曲にそれぞれのインストver.を加えた、計4曲。
ぼくはそんなにエレカシを掘り下げて聴いたクチではないんだけど、でもなんか凄く、エレカシらしいシングルだなぁと思いました。男臭さと哀愁の中に、キラリと光るポップネス。2曲ともに、それぞれエレカシらしさを感じる事が出来ました。
こうやって聴いてみると、“エレファントカシマシ”と“宮本浩次with小林武史”とは、かーなり音に違いがある。当然と言えば当然なんだけど、ぼく的には新発見でした。
お気に入りは、
#02 『Hello. I love you』
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