>オリジナルフルアルバム

>タイトル:ロンちゃんのなつやすみ

>アーティスト:好き好きロンちゃん

>リリース日:2023年 7月 26日

>記事作成日:2023年 9月 28日






聴きました!


BRAHMAN、そしてOAUでドラマーを務めるRONZIさんの、ソロプロジェクト…って言うとなんか、なんというか、想像するものと実際のものとが違う気がするんだけど(笑)。

これ、活動のきっかけとかを知らずにただ聴いたら、7割の人がドン引きすると思う(笑)。


本作も、下ネタ満載で子どもには聴かせられないやつ。




『ロンちゃんがやってきた』

冒頭から(いや、冒頭だからこそ?)、豪速球な歌詞(笑)。

「ロンちゃんがやってきたよ」という一節にそっちの意味合いの可能性を見出せないと、ファンを名乗ってはいけない気がする。ぼくは、まだまだです。


『パイオツ BABY』

アッパーなラウドロックチューン。キャッチーさを兼ね備えたオケは、UK的ではなくUS的な開放感とゴキゲンさを感じます。

吐き捨てるような、怒鳴りつけるようなラフなボーカルもカッコいい。

でも、『パイオツ BABY』。


『ラーメンドライブ』

歌モノのポップナンバー。メロディがしっかりしとる。

“日本各地のラーメン屋さんの紹介曲。ドライブ”とあるけど、到底“ドライブ”の範囲を越えた移動距離(どこ起点かは不明ですが)。

「どこで下ネタぶっ込んでくるの⁉︎」と思いながら聴いた自分の浅ましさが恥ずかしい(笑)。“ラーメンアイドル”という肩書きがフィーチャーされている曲。


『そよ風そよそよ』

「じゃあもしかして下ネタ以外の曲が続くのか? 爽やかなミドルチューンだし」と思っていると、いとも簡単に裏切られる(笑)。

ボーカルスタイルにも物腰の柔らかさが出ていて、とても聴きやすい曲。


『キラキラソング』

ガムシャラに、パッショナブルに、勢いよく、何を歌っているんだ(笑)。

でもやはり、メロディはとても綺麗でひと懐っこいんだよなぁ。メロディはね。メロディは。


『風船の唄』

渋みと哀愁の強い曲。昭和の歌謡曲のような、なんとも情感溢るる…風船の歌。うん、風船の歌です。それ以上でもそれ以下でもそれ以外でもない、風船の歌です。


『チン毛の一等兵』

ハイスタ界隈があの時のメロコア/パンクブームの“第一世代”だとしたら、例えばFLOWとかロードオブメジャーとかは“第二世代”くらいな気がしていて。どちらかと言うと、“第二世代”のテイストが強いアレンジ。バンドのアンサンブルに“プラスアルファ”を加えた、キャッチーさに特化したメロコア。

…でも、『チン毛の一等兵』(笑)。


『みんなオンリーワン〜輝く未来へ〜』

前曲との違いがよくわからんと言うか、気付いたらこっちの曲に移ってる感じ(笑)。

うん、みんながみんなオンリーワンですよ。そんなあなたを好きな人が、必ずどこかに居ますから。


『インポになった夜』

えっ…この日この夜この瞬間から!って感じでなっちゃうもんなんすか⁉︎   まじかぁ…。

カッコよく言えば“ライミングが秀逸”、より率直に言えば“ダジャレ歌”(笑)。

この歌詞を、この方は、なぜこんなにも感情を込めて歌えるんでしょうか。この歌声には、どんな感情が乗っていると言うのでしょうか(笑)。


『俺といつまでも』

なんなら、ラインダンスなんかもぴったりハマりそうな軽快な曲。アレンジも軽快なら、ボーカルラインも軽快。

そして、とても美しいファルセット。爽やかで、人懐っこくて、そしてちょっぴりセンチメンタル。晴れた日の秋風のような、そんな下ネタ。


『ごめんね両親』

そうかぁ…そんなご両親なのか。じゃあ、「バンドマン目指す」っていう時点で、結構風当たりが強かったんじゃないでしょうか。それが、バンドマンどころかアイドルに…高みに辿り着きましたね。

力強いバンドアンサンブルに軽快なアコギのストロークが映える、パンチのある曲。


『ちんぽこ』

寺岡呼人P時代のゆずのような、アコギのストロークとメロウなボーカルラインが秀逸な曲。歌詞にも、生きる上で参考に出来そうなワードが散りばめられていて、聴き手の感涙を誘う。でもこの歌詞、でもこの曲タイトル(笑)。ブレないなぁ。

まじで、“あの頃のゆず”が、アルバムの最後の曲に据えそうな雰囲気です(この文脈でリファレンスとしてゆずの名前を挙げてはいけない気がするけど…まぁいいか 笑)。




そんな、計12曲。


自宅でじっくり聴くような作品じゃないし、かと言って外で聴くのは怖い(笑)。万が一、Bluetoothの接続が切れて、電車の中でこの曲を乗客にレコメンドしてしまったら…。万が一、再生中の曲のタイトルが表示されたスマホ画面を職場で誰かに見られてしまったら…。そう考えるともう、怖くて怖くて。


まぁ、それは置いといて…。

別に意識したわけじゃないんだけど、ここまで書いた感想を読み直すと、“(笑)”の表記が凄く多くて。つまり、この作品はそういうものだと言う事であり、このアーティストのアイデンティティはそこなのかな?と思っております。とても楽しく、嫌な事とか辛い事とかを束の間忘れて笑顔になれる作品。

本作も、良かったです。






お気に入りは、

#01 『ロンちゃんがやってきた』

#02 『パイオツ BABY』

#09 『インポになった夜』

#11 『ごめんね両親』

#12 『ちんぽこ』






この作品が好きなら、

・『片思ひ・・・』/オナニーマシーン

・『メジャーデビューというボケ』/四星球

・『神々のアルバム』/グループ魂

などもいかがでしょうか。






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