>オリジナルミニアルバム

>タイトル:Rough Morning

>アーティスト:東田トモヒロ

>リリース日:2023年 6月 7日

>記事作成日:2023年 8月 10日






聴きました!


東田さんの、デビュー20周年を記念した作品だそうです。20年…凄いよなぁ。シングル『ジャパニーズマン』で知って、『流れ歌』で完全にハマって、そこからは“つかず離れず”ではあるけど聴き続けてきたアーティストさん。20年は、ぼくにとっても感慨深い。




『Rough Morning』

表題曲からスタート。

ちょっと、歌い方が違いません? 鼻にかかる感じが強いような。

サウンドはもう…直球ど真ん中で、好きですわ。マンドリンなのかな、奥深さと可愛らしさの両方を併せ持った弦の音に、なんだかホッとするのです。

穏やかな、柔らかな、ほんのりあったかい曲。


『By Your Side』

ちょっとアラビアンな音がするような。シタールの音なんかしてないんだけど、聴こえる気がしてしょうがない(笑)。

ウッディな質感ではあるんだけど、色んなところで色んな音が鳴っていて、だから“アコースティックサウンド”って言い切る事には少し違和感がある。この感じも、これはこれで好きだな。


『Good Times』

チルってる…これこそまさに「チルってる」と言うべき曲。インストなんですけども、なんかすごく存在感がある。押し付けがましい存在感じゃなく、無意識のうちに曲のほうに耳が向く感じというか。


『Traveling』

ゆったりとした曲。夕凪の海を眺めるような、そんな感覚。もしくは、柔らかい風が抜ける森で、ハンモックに揺られるような。

柔らかいアコギの音も良いし、まろみとヴィンテージ感のあるエレキの音も素晴らしい。


『City Light』

そしてこれもまた…柔らかくて優しくて、そして今度はちょっぴり切なさもある曲。

曲タイトルのイメージに引っ張られた部分も大きいのかもしれないけど…ちょっぴり“街”の匂いもする。どっぷりと大自然のフィーリングに包まれた前曲からこの曲への流れを聴くと、キャンプの帰り道を思い出すんですよねぇ。自然の大らかさを満喫して、そこから住み慣れた街に戻る道中。小さく流したカーラジオに、眠気覚ましのアイスコーヒーに、すやすや眠る家族の顔…そんな瞬間にラジオからこの曲が流れてきたら、多分泣く(笑)。


『Local Time』

これもインスト曲。

エッジの鋭い低音に、ちょっぴりクラブミュージックの匂いを感じる。オトナの雰囲気に酔いしれたい曲。


『Everything』

程よく浮遊感があり、程よくダンサブル。この曲もまた低音のビートに存在感があって、聴いてて心地良い。ほんと、なんでしょうね…音は結構シャープなんだけれども、微睡の中みたいなとろんとした気持ちよさがあるんだよなぁ。




そんな、計7曲。


ぼくは本作の関連情報を特に見聞きしていないので実際どういうコンセプトで作られた作品なのかとか各曲にどういう意味があるのかとかを“知ってる”訳ではないのですが…ぼくが聴いている限り、アルバム一枚で休日の1日を描いてる感じがしました。ゆっくり起きてブランチを楽しむような一曲目から始まって、穏やかな午後の『Traveling』に、充実感と休日が終わる感傷がない交ぜになったような『City Light』に、夜の匂いを楽しむ『Everything』。ぼくには、そういうアルバムに聴こえました。クソつまらん平日に休日の景色を見せてくれる、これは名盤。






お気に入りは、

#02 『By Your Side』

#04 『Traveling』

#05 『City Lights』






この作品が好きなら、

・『a taste of dream』/Curly Giraffe

・『Sparklers』/荒井岳史

・『Heavenly』/Caravan

などもいかがでしょうか。






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