>配信シングル

>タイトル:sweet moratorium

>アーティスト:おかもとえみ

>リリース日:2023年 6月 28日

>記事作成日:2023年 7月 4日






聴きました!


7月の、“最近気になったシングル曲を聴いていく週間”、その②。


今回はえみそんさん。言わずと知れた“フレンズのボーカリスト”さんですし、ぼくもそっちから入っている人なのですが…ぼくは今回、この曲を聴いて、「なんかしっくり来た」んです。理由は後ほど。


ちなみに、同名の深夜ドラマの主題歌なんだそうです。内容とか1ミリも知らんけど(笑)、こんなカッコいい曲が似合うドラマなら観てみたいな。




『sweet moratorium』

デジタルフレーバーのシャープな音像のビートが秀逸。えみそんさんのソロは、このクールでアーバンなテイストが醍醐味。ホテルのバーで出てくるタイプの甘いお酒というか。口当たりは良いけど高級感もある、そんなテイスト。

それ以外の各パートの音色も秀逸。特にギターの乾いた音色が素敵ですねぇ。キャッチーさがありつつ、同時に物凄くアダルティ。遊び心のある大人の佇まい。そして、要所で決めるピアノの音色。ギターが遊び心のある紳士だとしたら、ピアノは艶かしさの香る美女。夜のバーに現れたら完璧な組み合わせ。全部想像でしかないけど(よるのバーなぞ立ち入った事がない 笑)。

そして何より、ラップを織り交ぜた妖艶なボーカル。佇まい(雰囲気)は完全にオトナのオンナなのなのに、話すとそこはかとなくあどけなさも感じる…そんな女性像(歌詞の内容の話ではなく、あくまでボーカルから受ける印象の話です)。フレンズだと“元気とユーモア”みたいなイメージのえみそんさんなのに、ソロになると途端に“対象年齢”が10歳くらい上がるから凄い。その振れ幅、普段verとお店verとの振れ幅を持つ川本あかりレベル(漫画『3月のライオン』をご参照いただけますと幸いです)。




そんな、計1曲。


今回もまた、夜の風景が似合うような曲。終電後、晴海のあたりでタクシーの窓辺からボーッとタワマンでも見上げながらこの曲を聴いたら、「あぁ、ワタシって都会のオンナ。ドラマの主人公。」って思えるに違いない(笑)。


この、アダルティかつ都会的なオケに乗るえみそんさんのボーカルに、(前述の通り)しっくり来たんですよね。

フレンズって、5人時代は“ポップ”で“ユーモラス”で“ちょっぴりファニー”な作風だったと思うんです。燦々と降り注ぐ陽の光が似合うというか。一方で、えみそんさんのソロは当初から、“クール”で“アダルティ”で“落ち着きがあ”って、それは月の光が僅かに注ぐ深夜のベイエリアみたいな空気感で。だから、ある意味で両者は真逆というか。その二つを、ボーカリストとしてのえみそんさんは凄くはっきり使い分けていた気がするんです。それが、フレンズが4人体制になった辺りから、フレンズの作風がソロの作風に近づいて来ている感じがして。そう感じる大きな理由が、フレンズにおけるボーカルスタイルがソロでのそれに近付いてきてるからなんだと、この曲を聴いて思い至ったんです。つまり、フレンズが“フレンズ feat.おかもとえみ”状態というか。“よそ”で頑張ってた人がホームに戻ってきた時の安定感というか安心感というか馴染んでる感みたいなところを感じて、ぼくはきっとこの曲に「なんかしっくり来るな」って思ったんだと思います。

一応断りを入れておきますが、ソロとフレンズのどっちが優れてるか?の話ではないですし、良いとかダメとかそういう話でもありませんので!


あと、ジャケットがめっちゃ可愛いですよね…“古いもの”をこんなに先鋭的な見せるだなんて。MDとか、物体として可愛かったよなぁ…。






お気に入りは、

#01 『sweet moratorium』






CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/
















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