>EP盤
>タイトル:wheel of life
>アーティスト:マカロニえんぴつ
>リリース日:2023年 3月 8日
>記事作成日:2023年 4月 10日
聴きました!
メジャー進出後の3枚目のEP盤だそうな。
ドラマ主題歌だという配信シングル『リンジュー・ラヴ』と、新曲2曲と、インディー盤『アルデンテ』に収録されていた曲のセルフカバー曲と、『リンジューー』の別バージョンと。
『PRAY.』
タイトルも相まって、「プレイボール!」とコールしたくなるイントロ…と思いきや、タイトルはP“R”AY(笑)。
イントロとかバースとかは、結構ユーモラスに聴こえる。でも、サビ周りは強くてまっすぐで無垢な“祈り”。ユーモラスからシリアスへ、そしてシリアスの中にまたユーモアが…ぼくの心を弄ぶのが上手なバンド。
『リンジュー・ラヴ』
言葉数が多いのにそれらがとても綺麗に整然と収まりよく音符の上に乗っかってるので、とても気持ちがいい。
バンドの音はヤンチャなのに、メロと歌詞は致死量に値するセンチメンタル。甘い毒のような、気持ちいい痛みのような…それが毒と、それが痛みと自覚した時にはもう手遅れになってるような感傷。「なんか良さげ〜」なんつって軽ぅく聴き始めてしまうと、聴き終える頃には立ち直れないくらいに泣いているに決まってるので、聴く際にはご注意を(笑)。
エンドレスで聴いとります。1つの曲にこんなにハマったのは、久しぶりかも。
『TIME.』
初期のミニアルバムは、どの曲も“元気をそのまま音にした”みたいなポップでハツラツとした曲のオンパレードでしたが。この曲をはじめとして、最近のマカえんはウェッティな感情を音で表現するのも上手になりましたねぇ。という訳で、低めのトーンのシリアスみ強めチューン。
『あこがれ(2022 再録)』
アレンジには大きな変化はないけど、凄くバランスが良くなった気はします。ここをどう取るかですよねぇ…今回のコチラのほうが確実に聴きやすくなってるし、メリハリが出来て理解もしやすくなってる。でもなんか、原曲のほうのゴツゴツして“飲み込みづらい”感じもぼくは好きだったりして。今回のは、聴きやすくなり過ぎてるというか。
まぁ、正解or不正解の話ではなくて、好みの問題でしょうね。
『リンジュー・ラヴ(Short ballad ver.)』
芳醇で厚みがあって、なのに繊細で感傷的でもあるストリングス。ストリングスとピアノとアコギのアルペジオによる、バラードバージョン。
これ多分、このアレンジでフル尺&表題曲って感じでリリースしてたら、多分「しゃらくせぇ」って思ってた(笑)。ところが、こうしてボーナストラック的に入ってる事で、“好感度”がめっちゃ上がった。このバージョン、これはこれで凄くいいなぁ。
そんな、計5曲。
まぁ、それこそ『アルデンテ』とか『エイチビー』辺りが特に好きな人からすると、今回のEPも「随分と雰囲気が変わったなぁ」とは思うと思うんですよね。でも、意外と(?)、嫌な感じはしない。“面白い”のカタチは変わったけど、“面白い音楽を聴かせてくれる人たち”という点では変わらないからかな。
取り敢えず、とにかく『リンジュー・ラヴ』の1曲のためだけでも、本作を手に取る価値はある(勿論、他の曲も素敵なものばかりですが!)。
お気に入りは、
#01 『PRAY.』
#02 『リンジュー・ラヴ』
この作品が好きなら、
・『HELLO EP』/Official髭男dism
・『sweet life』/Mr.ふぉるて
などもいかがでしょうか。
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