>オリジナルフルアルバム

>タイトル:ERA

>アーティスト:RAISE A SUILEN

>リリース日:2020年 8月 19日

>記事作成日:2022年 8月 12日






聴きました!


気分だけでもロッキン2022”シリーズ、その㉕!(今回でラスト!!!)

幼児の居る我が家では野外フェス参戦などもってのほかなんだけど、夏フェス気分は味わいたいという事で、ロッキンに参戦してた頃にやってた予習(まだ聴いた事のないアーティストの作品を聴いて、参戦するかどうかを決める作業)だけでもやって、気分を盛り上げたいなぁと。


今回は、RAISE A SUILENさん。

存じ上げない方々でしたので、まずは検索してwikiを読んでみたのですが…え?どういう事? このバンドの成り立ちの時点でぼくには意味がよく分からなくなりました(笑)

なんだかよく分かんないけど、要は…楽器の出来る人たちが集められて……バンドを………組んだのね?(笑)

アニメ系のwikiページって、何故だか、情報量が多過ぎて基礎的な事が全然分からずじまいで終わる事が多い気がするんだ。情報は、多けりゃ良いってもんでもないと思う。


どういう人たちなのかがいかんせん分からんもんで、曲にもどう乗っかったら良いのかも分からんまんま現在に至る。




『Invincible Fighter』

高速BPM。そこに、ハイテンションなシンセ(いや、これはシンセというよりもオケヒット的な音なのか?)と歪んだギターが重なって。

アニメ方面からの音楽って、なんでこんなにギターを歪ませるんだろうか。そしてなんでこんなにBPMを上げていくんだろうか。


『A DECLARATION OF ×××』

声は、めっちゃ腹から出てんな〜と思います。そこは凄いと思うし、聴いてて気持ちいい。なんか、悪いモンを祓うチカラとかありそうなくらいです(笑)


『SOUL SOLDIER』

おぉ、急にラップ。アニメ声のラップって、なんか新鮮だ。しかし、聴けば聴くほど、結局このアーティストがどういう人たちなのかが分からなくなる…音だけ聴く分には、“アニメのキャラクターの、キャラクターソング”にしか聴こえないんだけど、そういう事では無いんだよな…? でも、キャラソンでもないんだとしたら、それでもないのにこんなにアニメ声で歌う必然性が見当たらないというか。単に、生来のアニメ声なだけで、アニメキャラは関係ないのか…?


『UNSPOPPABLE』

…なんか、聴いても聴いても何も感想が出てこなくなってくる(苦笑) アニメ関連だなんだというのを取っ払って、あくまでも“一曲の音楽として” “ひとつのアルバム作品として”聴こうと努めては居るんだけど…アレンジが、もうこれでもかってくらいにアニソンのフォーマットに嵌っていて。このバンドの個性を見ようとしても、圧倒的にアニソンテンプレなアレンジに邪魔されて見えて(聴こえて)来ないんだよ…。どんなに素材にこだわって丹精込めて作った特別なサラダだとしても、マヨネーズを盛り盛りにかけちゃったら味なんて分かんなくなる。その感じ。


『HELL! or HELL?』

何、その2択(苦笑)


『Beautiful Birthday』

BeautifulもBirthdayも、どちらもめっちゃ馴染み深い英単語だけど、その2つが並んでると結構な新鮮味ですね。


『Talkin' my heart』

冒頭のピアノの音が、それまでと違うテイストに…と思ったけど、すぐにいつもの電子的で画一的な音へ。

だから、マヨネーズかけ過ぎなんだよぉ。


『DRIVE US CRAZY』

いや、ここまで何やかんや言ってきてしまいましたが、演奏は巧いと思います。テクニカルというか。数学的、幾何学的、マスゲーム的な美しさと気持ち良さがあるんですよね。オールディーズ世代のハードロックの感じを、上手に再現していると思う。特にギターとか。


『!NVADE SHOW!』

しかしやはり、“演奏力”を否定するつもりは毛頭ないものの、音選びに関してはちょいと画一的過ぎるんじゃないかな?ってのは依然として引っかかり続ける。音の質感もプレイもミックスも、デジタルのソリッド感を意識するあまりに生感(Live感)に欠けちゃってる気がするんだよなぁ。ホントにプレイしてるんだか、打ち込みとシンセで処理してるんだかが、少なくともぼくのポンコツ耳ではもう全然解らなくなっちゃってる。「生音だろうが打ち込みだろうが、曲としての聴き応えがあればそれでいいじゃないか!」という意見もあると思うんだけど…それも分からんでもないんだけど、ぼくは古い世代のリスナーなので、バンドを名乗る人たちには生の息遣いを感じさせて欲しいんだな。


『REIGNING』

終盤感のある曲。力強さとセンチメンタルが絶妙な配合で組み合わさった、前向きな感じの曲。ライブでも、ハイライトに配置されるんじゃないかなーって感じの曲。


『EXPOSE ‘Burn out!!!’』

とにかく力強い曲ですね。そもそもパワフルなサウンドなので、パンチのあるメロディラインにパンチのあるボーカルが乗っかって、ガツンとくる曲。

…でも、いかんせんマヨネーズのかけすぎ。


『R•I•O•T』

他の曲以上にメロディアスだと感じる曲。ぱっと頭に浮かんだのは、90年代のビーイングアーティストの曲っぽいなぁという事。特に、大黒摩季さんとかのイメージなのかな。「あーなーただーけみつぅめーてるっ♪」的なインパクト(パクりガブりの話ではないですよ!)。




そんな、計12曲。


突然なんですが、ぼくは、コメディ(?)ドラマの『勇者ヨシヒコ』シリーズが大好きなんですね。その第3作のオープニング曲が、JAM Projectの『The Brave』という曲で。アレ、もう、“ザ・アニソン”って感じじゃないですか(アニメじゃないけど)。アニソン歌手が歌うアニソン(=最近の、非アニソン歌手が“楽曲提供”する感じのヤツじゃないほうって意味)。昭和の匂いが残るアニソンって、どちらかというとメタル寄りの味付けのものが多い気がするんです。

何が言いたいかというと、このバンドのサウンドメイクも、「まさにそれ!」。メタルフレーバーの、イカつい系ロックチューン。で、それは悪くないんですよ。全然悪くないんですけども…その作風で統一するなら、音選びにもうちょっと変化が欲しいのと、曲によっては音の“引き算”を考えたほうが良いんじゃないかなーという、そういう感想。

まぁ、これ以上言葉を重ねても「嫌なら聴くな」の話にしかならないのでこの辺で終わりますが…「ぼく個人は、そう思いました」というお話。


でもちょっと、フェスだったら、生音でどう変化するのか(もしくはしないのか)を体感してみたい気はする。この手の音楽は、生の高出力の音を体感したら震える程に良い可能性があるので。

まぁ、“裏”次第ですが。






この作品が好きなら、

…という感じで、普段はレコメンドを3作くらい挙げるんですが、こういうカテゴリの音楽は本当に守備範囲外なので、例示もなにも出来ないな…。






容量減ったら削除かも…レベル(ノ_<)












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