>オリジナルフルアルバム
>タイトル:Sugarless GiRL
>アーティスト:capsule
>リリース日:2007年 2月 21日
>記事作成日:2021年 7月 5日





久しぶりに聴きました!

先日、なんと6年ぶりの音源だという新曲『ひかりのディスコ』を聴きまして。
あんなに好きだったのにここのところ聴いてなかったCAPSULEという存在が急に恋しくなったのもあって、CAPSULE祭り開催中。

ぼく的な“CAPSULEの好きな曲ベスト3”に入るであろう『Sugarless Girl』を収録した作品。アルバム全体のまとまり感もあって、非常に大好きなアルバムです。
この作品の感想を書いていなかった事に、自分で驚き。ブログ始める前だったもんなぁ。



『Welcome to My World』
のっけから、アタマを持っていかれる感覚。理解しようとするのを封じられ、とにかくビートとサウンドとメロディに乗るしかない、そんなアッパーチューン。
この曲で“魔法”をかけてもらって、次の曲以降はもうトランス状態で楽しむのが良し。

『Starry Sky』
前曲からブランクレスで。これはもう、トラックを楽しむべき(ほぼ)インスト曲。そっかぁ…既にこのころには、“中田ヤスタカ feat. こしこ”の雰囲気になってたのか。初期は、こしこさんの歌ありきのポップソングでしたからね。
こしこさんのパートは少ないけれども、音のうねりの一つとして非常に気持ちよくオケに絡んでいて、曲としての一体感が半端ない。

『Reality』
シンセの先鋭的な音に、ドキドキします。カマイタチみたいなイメージ? 実体すら無い何かで、瞬間的に切り裂かれるような音。
ほんと、アタマが咀嚼する前に体が勝手に熱くなる。

『Sugarless Girl』
もう、ほんと…散々聴き倒した今聴いてもまだ鳥肌が立つ程の名曲。デジタルのソリッド感と、アコギの音の柔らかさのコンビネーションが抜群なんですよね。多分これ、ギターの音色もサンプリングもしくは“ギターの音がする鍵盤”の音かとは思うんだけど、それくらいの軽くてクッキリした音色がまたこの曲に合ってる。
ボーカルのメロディ自体も、かなりメロディアスでキャッチー。更には、普段よりちょっとハスキー気味に録られている(気がする)こしこさんの歌声も良い。
すべてが絶妙な曲。

『Catch My Breath』
低音の太いビートが脳天に突き刺さる曲。色んな声がサンプリングされていて、非常に近未来的。この分かりやすい近未来感に、ぼくはm-floを想起します。クールで、それなのにキャッチーで、カッコイイとしか言えないヤツ。

『Spider』
こしこさんの歌声を堪能できる曲。中田さんのサウンドとこしこさんのボーカルの存在感とがちょうど50/50な気がして、“2人組ユニットとしてのCAPSULE”が堪能出来るから好き。あと、ギターが意外と(?)ロックしてるのも良い。

『Muzic』
この辺りからはもう、中田さんShowって感じですね。重みのあるビートに軽快なウワモノが乗って、とにかく音の波に溺れていく感覚。

『Melting Point』
突然の、しっとりピアノ曲。なんか、雨の夜の情景が思い浮かんできました。春の雨でしょうか、冷たさというよりは温かさを感じます。奥ゆかしいんだけど、同時に艶やかさも感じられる。
砂漠の真ん中のオアシスみたいに、デジタルの鮮烈な音の隙間に訪れる静寂。

『Sound of Silence』
ボーカル以上に前に出るオケって、凄いよなぁ。非常にキャッチーなメロディ…ボーカルラインもオケのメロディも。
しかし、もはや、「こしこさんの声」なのか「サンプリングされた声素材」なのかもよく分からんくなってくる(笑) これ、こしこさんじゃない…よね…?

『Secret Paradise』
小気味良く繰り返すビートの波に、いよいよトリップし始めます。序盤は、クラブとかで爆音で聴きたいインスト。黒塗りのイカつい車から聴こえてきそうな曲とも言える(笑)
中盤以降の“歌パート”は、『Sugarless Girl』にも引けを取らないポップなメロディラインが光ってる。

『star sniper』
これは、「iTunes Store ボーナストラック」だそうです。今回、CDじゃなくてiTunesで聴いてみてよかった。お得。
テンションの高いインスト曲。



そんな、計11曲。

フェスに参加したりするようになった辺りからでしょうか…生音のダイナミズムを好むようになってきて。で、最近は「爆音でギャーン」よりも「アコースティックでゆるーん」のスタイルで生音の迫力を楽しむ事が特に好きで。OAUとか、大橋トリオとか、ハナレグミとか。「もう、広く浅く聴くのはおしまいにして、好きなカテゴリを掘り下げて行こうかな」くらいに思っていたところで本作を聴いて、冒頭の5秒で、「いやいや、元々EDMも前のめりで聴いてたじゃないか!」「こんなに素晴らしい音楽との触れ合いを手放すのはもったいない!!!!」って悟った(笑) こんなに無条件でテンションを上げてくれる体験を、しばらくしてなかったなぁ。快感だったなぁ。

今回の配信シングル『ひかりのディスコ』リリースを機に、また活発に活動をしてほしいものです。





お気に入りは、
#01 『Welcome to My World』
#02 『Starry Sky』
#04 『Sugarless Girl』
#06 『Spider』
#08 『Melting Point』





この作品が好きなら、
・『LEVEL 3』/Perfume
・『BEAUTIFUL』/MEG
・『FIRST ALBUM』/DIANA CHIAKI
などもいかがでしょうか。





CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/










ぼくの、もう1つのブログもご贔屓に!