>シングル
>タイトル:Answers
>アーティスト:mol-74
>リリース日:2021年 3月 3日
>記事作成日:2021年 3月 22日





聴きました!

なんか、最近、急速に聴きやすくなってきたこのバンドの音楽。ぼく的には、歓迎の気持ち半分、残念な気持ち半分だったりする。



『Answers』
ほんとに、「えっ、mol-74だよね⁉︎」って確認したくなるくらいに、非常に聴き易い。いや、流麗で透明感のある音も、繊細で中性的なアレンジも、まさにmol-74ではあるんだけれども。だから全体的には絶対的に「mol-74の曲」ではあるんだけど…端々に垣間見られていた“飲み込みづらさ”というか“クセ”の部分が、なんか綺麗にトリミングされてる感じの曲。

『春は、魔法だ』
もう、曲タイトルの付け方からして、ギアが変わっている事を如実に表していますね。一方で、アレンジにはいつもの味があって、好きでした。神経質な程に緻密なギターリフが、多分ぼくは好きなんだと思う。

『Strawberry March』
なんでしょうか、この輝きに満ちた曲は。ぼくの中でmol-74というのは“真冬の深夜2時”を音楽にするバンドのイメージなのですが、この曲は“青葉光る春先の午前9時”って感じ。
ここまで振り切って新しいモードを見せてくれるのは、単純に嬉しい。こんな引き出しもあるんだなぁ。

『目を覚ましてよ』
アコギの音が柔らかく、吐息と大差ないような張らない歌声との相性がいい。中盤からは、バンドが重なって武骨な雰囲気になりますが。ぼくは、序盤の、言うなれば“晴れた休日の朝8時”の雰囲気が好きだな。最初から最後までそのままの雰囲気でも構いませんでしたのに(笑)



そんな、計4曲。

なんか…“爽やかな人たち”になりましたね(笑) もっとなんかこう、こじらせ男子高校生の深夜2時みたいなオーラを発するバンドだったのに。このシングルの雰囲気だと、クラスの一軍になれちゃいますよ!
バンド名…“mol-74”のモルカルマイナスナナジュウヨンって、そんな「一体誰が読めんのよ⁉︎」っていう名前だったり、しちめんどくさいその由来だったり…そういうめんどくささを込みで好きだったんですけども。
噛み切り易くした冷麺は、食べ易いだろうけど物足りないと思うんですよね…なんか、そんな感じ(どんな感じだ)。

非常にキャッチーで、聴き易いポップチューン揃いだなとは思います。決して悪い作品ではない。





お気に入りは、
#02 『春は、魔法だ』
#03 『Strawberry March』





サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)










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