>ベストアルバム
>アーティスト:スキマスイッチ
>タイトル:スキマノハナタバ〜Smile Song Selection〜
>リリース日:2020年 8月 19日
>記事作成日:2020年 11月 11日 





聴きました!

“セレクションアルバム”という名前のアルバムの、第2弾。要は、テーマごとに選曲したベストアルバムですね。前回は『Love Song Selection』でしたが、今回は『Smile Song Selection』だそうです。

ちなみに、既発曲は全曲リマスター。



『全力少年』
この曲で、スキマスイッチという名が広くお茶の間に浸透した感はありますよね。『奏〜かなで〜』リリース直後からチェックしていたぼくは、古参の顔して「嬉しいような悔しいような」と思った記憶があります(笑)
今回のアルバムのテーマにぴったりの、爽やかで力強い曲。

『夏のコスモナウト』
比較的最近の曲ですが…新旧の曲を並べて聴いた時に、瑞々しさや“温度感”みたいなものにギャップがない事に驚きます。デビュー当時とか初期の雰囲気をそのまま維持しているという事は、相当希有。しかも、マンネリ感は無い。マンネリ感がないという事は進歩がないわけじゃないんだけれども、でも初期の骨格はきちんと残しているという、強み。

『青春』
肩の力が抜けている、いい感じにシンプルな曲。サウンドとプレイがそんな感じなので、歌詞に描かれる甘酸っぱい世界が凄くダイレクトに伝わってくる。ストーリーを魅せる為に、すべての音が配置されてる感じ。

『ガラナ』
ぼくが知る限り、スキマスイッチ の“最初のロックチューン”。もちろん、ぼくの主観です。それまで、“アッパーなポップチューン”や“ロックなスタンスでやるポップチューン”はあったけど、サウンド的にも分かりやすくロックしたのは、この曲からな気がします。この引き出しが出来たおかげで、のちの『Ah Yeah!!』とか『ユリーカ』に繋がっていると、ぼくは勝手に思ってます。
これはライブで聴きたい。

『ミスターカイト』
フェスでね、聴いたんですよ。暑くてフラフラになりながら、既に始まっていたスキマのステージに入って行ったらこの曲が始まったところで。日差しの強さも周囲のザワザワも感じなくなって、この曲の静謐な空気だけがぼくを包んで。あれは、あの時以外に感じた事のない、不思議な空間でした(熱中症だった説ももちろんあるけど 笑)。中盤のアッパーなパートでバッと感覚が戻ってきて、あとはもう音楽のシャワーに心地よく打たれました。
もちろん、そのあと急いでこのシングルを買いに行きました。

『星のうつわ』
ストリングスが美しい、ロックバラード。前半は、もっとスローバラード感が強いんですが…どんどんと熱を帯びていく。切ないんだけれどもエモーショナルで、感傷的なんだけれども圧倒的に力強い。
何故だか、今回このアルバムで聴いたら、今までよりもグッと来た。

『かけら ほのか』
1番ヴァースのあたりはむしろ感傷的というか、“smile”って感じとはちょっと違うセンチメンタルな気持ちになるんですが、その分サビのメロディが凄くあったかくて、そのギャップでとても安心した気持ちになるんですよねぇ。

『Hello Especially』
これぞ、今回のアルバムの核になる(とぼくが勝手に思っている)曲。こんなに優しくて柔らかくてあったかい曲、ほかに無いでしょう。アコギの音とピアニカの音とブラシスティック(多分)のドラムスと…それを聴いてるだけで、もう笑顔になります。
スキマの10周年記念の曲でしたね、そういう意味でも想いが伝わってくる曲。

『LとR』
右利きと左利きの歌。そっかぁ、キャラクターだって簡単に片付けちゃいけないのか。右利きというマジョリティからの物の見方なんだなぁ…。
こんなテーマで歌が作れるのは、スキマスイッチ くらいなんじゃないでしょうか(笑)

『トラベラーズ・ハイ』
なんと言っても、大好きなスキマスイッチ が大好きなMr.Childrenの曲のタイトルを使っているという、ぼく得な曲。いや、「もしかしたらビートルズのほうかも…」とも思ったんですが、ちょっと検索してみたら、どうやらミスチルのほうで良いっぽい。
まぁ、『Tomorrow never knows』の件を差し引いても、いい曲。心地良いアップテンポに、爽快感あふれる歌声。よく晴れた休日のドライブに必須の曲。

『Ah yeah!!』
これもまた大好きだなぁ。突き抜ける爽快感。アッパーな曲調に、アツい想いがたぎってる。サビの四つ打ちのドラムスが圧倒的に気持ち良くて、そこに乗っかるタクヤさんのエモーショナルな歌声が良いんだ。

『ゴールデンタイムラバー』
これもまた大好き。この辺、ぼくが自分で作ったプレイリストなんじゃないかってくらいにぼく好み過ぎる(笑)
ちょっと毒っ気もある、アシッドな雰囲気のアッパーチューン。嫌な事があった時に、全部吹っ切るのにちょうど良い。

『晴ときどき曇』
これもまた…素晴らしく好きな曲。お日様の匂いがする、ゆったりとした温もり溢れるミドルチューン。過ごしやすい秋の午後に、あったかいお茶でもすすりながら聴きたい曲です。
サウンドはとにかくひたすら暖かく優しいんだけど、歌詞的には結構アツい事を、でも説教臭さゼロで説いてくれるんですよねぇ。それもまた◎。

『あけたら』
唯一の新曲ですね。どんな感じなのかと思ったら、打ち込みのリズムがクールに響く、都会的なミドルバラードでした。スマイルはスマイルでも、微笑みというかそういう感じの笑顔になるような曲。クールだけど、あったかい。



そんな、計14曲。

特に後半…ぼくの好きな曲しか入ってなかった。なんだこれ、ぼくセレクションのアルバムなのか⁉︎(笑)
(スキマスイッチに限らず)ベストアルバムってのは、要は「知ってる曲ばっかり」な訳なので、元々好きなアーティストのそれにはまったくと言っていい程興味をそそられないんです。なので本作も殆ど意識してなかったのですが…実際聴いてみたら、凄く良かったっす。

いやぁ、マジで良かった。





お気に入りは、
#01 『全力少年』
#04 『ガラナ』
#05 『ミスターカイト』
#06 『星のうつわ』
#08 『Hello Especially』
#10 『トラベラーズ・ハイ』
#11 『Ah yeah!!』
#12 『ゴールデンタイムラバー』
#13 『晴ときどき曇』





この作品が好きなら、
・『レミオベスト』/レミオロメン
・『ALL SINGLES BEST 2』/コブクロ
・『ゆずのね』/ゆず
などもいかがでしょうか。





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