>オリジナルフルアルバム
>タイトル:Just A Boy
>アーティスト:LONGMAN
>リリース日:2020年 2月 5日
>記事作成日:2020年 6月 27日





聴きました!

メジャー1st.なんですね!
数年前、ROCK IN JAPANに行く前に“予習”として一通りのアーティストさんの作品を聴いた際、この方々の作品(『Tick』や『WALKING』など)も拝聴したんですよねー。正直その時は、色んな音楽をいちどきに聴き過ぎて、そこまで具体的な印象が残ってる訳じゃなく(なんかすいません)。ぶっちゃけ、お名前の印象だけで「どっちがロングマンでどっちがペリーグッドマンだっけ」くらいの混乱も無くはない(ほんとすいません)。

そんな“ロッキン予習シリーズ”以来なんですが…本作には、大好きなドラマ『ゆるキャン△』のエンディングテーマが収録されていて。いい曲だな〜と思ってエンドロールでクレジットを確認したら「あ、LONGMANなんだ!」と。2度目の出会いは、そんな感じ。



『Opening』
「今回はなんかスケール感のあるオープニングだな」と思ったら、それでもやっぱり「始まるよっ!」始まりだった(笑) この「始まるよっ!」は物凄く印象的。

『Nothing On My Back』
そうだ、ツインボーカルスタイルでしたね。男性ボーカルさんについては割とオーソドックスな歌声というか、“オシャレ寄りのパンク・メロコア系ロックバンドのボーカル”感がとても強い。爽やかで、瑞々しくて。しかし、そこに女性ボーカルさんが重なってハーモニーを奏でる事で、格段にオリジナリティが生まれています。175Rとシャカラビッツのコラボシングルを思い出しました(曲が似てるとかじゃなくてね)。

『Mind Of Past』
ハードで華やかなロックチューン。サウンドは分厚く、ボーカルはカッコいいです…しかしながら、ちょっと英詞がカタカナ英語っぽく聴こえちゃうのはぼくだけでしょうか…(自分の英語力をひけらかしたいのではなく、英語がからっきしな自分と同じ匂いがするという意味です 苦笑)。

『Memory』
同じくロックなんだけど、前曲よりもキャッチーさが強い。間口が広いというか、多くの人にとって耳馴染みよく、聴きやすいんじゃないかなーという曲。

『Replay』
これがその、『ゆるキャン△』のエンディングテーマですね。この曲だけ、他の曲とのテイストの違いが激しい(笑) きっと、タイアップありきで、色んな大人たちに色んな事言われながら作ったんだろうなー。ぼくは大好きですが、通常の曲と雰囲気が違いすぎて、そらLONGMANだとは気付きませんわ。逆にこの曲を入り口にしてこのアルバムを聴いた人、(特にアルバム前半を聴いて)どんな感想なんだろう。
全編に渡って、圧倒的にノスタルジックかつセンチメンタル。青春時代を想い起こした時に感じるあの甘酸っぱい感触が、そのまま曲になったようなミディアムポップチューン。

『Take Your Time』
再び、カラフルでパンキッシュな曲に戻って。ツインボーカルがいい具合に華やかですね。ほんと、青春時代が蘇ってくるようです。こんな曲を学祭のライブとかでやったら、きっと鬼のように盛り上がるんだろうなぁ。
一方で、やはりちょっぴり気になるカタカナ英語。

『Wish On』
この曲は、比較的『Replay』に近いような、キャッチーなポップチューン感の強い曲ですね。パンクというよりポップソング。やっぱりぼくは、こういう曲のほうがより好きかもなぁ。生粋のJ-POPファンなので。

『She Is Coming』
跳ねるリズムが心地良いポップロック。うん、良いと思います、やっぱり若手のうちは、“売れる曲”方面の曲が必要ですよ。勿論、この方々がセールスを意識してるのかどうかは存じませんが、万人に対してヒットしそうなポップチューンというのはあったほうがいいと思うし、この曲なんかはそういう枠に入ってると思うんですよね。カラフルで、ノリが良くて、メロディが分かりやすくて、そしてほんのり感傷的なメロディ(←これ、日本で音楽を売ろうと思ったら必須だと思う)。こういう曲で世間に浸透しつつ、ゴリっとした曲も聴かせて行ったらいいと思う(余計なお世話)。

『No End』
ドラムスが火を吹く、激しいロックチューン。これはライブで映えるだろうなぁ…。リズム隊の“強さ”が存分に堪能出来ます。1分強の短い曲だけど、インパクトは充分。

『One Day』
優しさと切なさが半々って感じの曲。ヴァースの抑えた感じから、サビで一気に弾ける流れが好きです。メッセージ性の強い歌詞が、このアレンジによって益々際立っている。

『Just A Boy』
本編ラストはタイトルチューン。前曲でちょっとしんみり(?)した空気になったのが、再びエネルギッシュでパンキッシュでヤンチャな雰囲気に戻り。
ぼくは本当に“いちリスナー”(しかもだいぶライトなリスナー)でしかないんだけれども…なんとなくこの曲が、このバンドの“現在地”なのかなぁという感じがしました。

『YUBUNE〜Bonus Track〜』
急にどうした⁉︎(笑) BUMP OF CHICKEN以降、クールなバンドがボーナストラックで遊ぶパターンが格段に増えましたよね。
なんとなく、NHK『みんなのうた』とかで流れてそうな、童謡感のある曲。



そんな、計12曲。

いやまず、そもそも、ぼくこの作品の感想を春先に書いた記憶があるんですよ。めっちゃある、めっちゃあるのに、記事がない(笑) あれ、どうしたんだろう。下書きとして保存されてたりもしないし…取り敢えずイチから書き直してやったぜ。

凄く聴きやすいポップロック。ゴリゴリ感はなく威圧してこない親しみやすいロックには好感が持てるし、男女ツインボーカルというのも気さくさに拍車をかけている。
一方で、男女ツインボーカルという点以外に、もう一つ何か個性が欲しいかなぁと思ったのも事実。サウンドやアレンジに関しては、正直ちょっと既視感のようなものがあったりなかったり…。
、、、的な感じで「もうひとつ個性が欲しい」って、ぼくは『Tick』の感想の時にも書いてたっぽい(笑) どんだけ同じ事を思うんだよ、ぼく。ぼくの感性が変わっていないって事ですな。いいのか悪いのか。

ちなみに…同じ“男女ツインボーカル”“女性がベースボーカル”“男性2女性1の3人組”なのに、「こうもヤバTと違うかね⁉︎」と思った(笑) どっちが良いとか悪いとかじゃないけど…多様性バンザイ。





お気に入りは、
#05 『Replay』
#07 『Wish On』
#08 『She Is Comming』





この作品が好きなら、
・『CLUNCH』/SHAKALABITS
・『DREAMS NEVER END』/Dizzy Sunfist
・『NEW KINGDOM』/the peggies
などもいかがでしょうか。





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