コレでしょ>オリジナルフルアルバム>タイトル:コレでしょ>アーティスト:コレサワ>リリース日:2018年 9月 19日>記事作成日:2019年 2月 26日




聴きました!
感想書くの忘れてたシリーズ(笑)
今回は、コレサワさん。この方、いつの間に下の名前が無くなったんでしたっけ?   いつの間にカタカナになって、いつの間にクマ(?)になったのか(笑)   フルネーム時代って、ふつーに顔だしてましたよね…?普通にフルネームの時代の作品を1枚、カタカナになってからの作品を1〜2枚聴いた事のあるこのお方、なんか、久しぶりにまた聴いてみたくなったんですよねぇ。


『彼氏はいません今夜だけ』からスタート。女子あるあるなんですかねー。倦怠期っていうやつか?歌声の可愛らしさは相変わらずで、そのおかげで歌詞の毒っ気が完全に中和されています(笑)   本当に、これは凄いですよねぇ。
ポップチューン、『いたいいたい』。…いや、「ポップチューン」という意味では、この方の楽曲はどれも徹底的にポップチューンなんですけどね。サウンド&アレンジのスウィート感と、キュートなんだけど何故かほんのり切ないボーカルと…その組み合わせのため、この曲は特にポップが炸裂してる感じです。
『泣く門には福きたる』。この曲に限らずだけど…ターゲットの性別と年齢をグググっと絞った感じの作風が顕著なので、そこからガッツリ外れてるぼくには「耳馴染みが良いなぁ」以上の感想を持ちづらい部分は正直あるんですよねぇ(苦笑)以前って、もうちょっと間口が広がった気がするんだけど…でも、そのマーケティングと戦略が奏功したのか、近年は露出が増えてきてますもんねぇ。それはそれで、歓迎すべき事。
ミドルバラード、『パープル』。アコギの音色が物悲しい。シンプルなリズム隊はとっても優しいもんだから、逆に切なさが際立ってキュンとしてしまいます。ボーカルのメロディも、ドラマチックでいいですねぇ。
続いても、しっとりとした感じの『夜にして』。生音を中心にはしつつ、シンセなんかも入って華やかさもある。華やかさはありつつも、どことなくしっとりとした感じもある。
瑞々しさの弾けるポップチューンに戻って、『君と満員電車』。甘酸っぱいですねぇ。中学チャリ通、高校寮生活だったぼくには未体験の酸味ですけどね(笑)出来る事ならばぼくだって、こんなに甘酸っぱい学生生活を送りたかったぜー。例え電車通学をしてたとしても、こんな甘酸っぱさに巻き込まれる事は無かったと思うけどさ…。
『友達だからかな』。ちょっと、このテイストのアレンジがお腹いっぱいになってきたかも…。「曲のメロディが似てる」とかそーゆー直接的な事ではないんだけど…チョコばっか食べてたらおかきが欲しくなってくる感じ。そういやぼくが聴いた事のあるコレサワ(是澤)作品って、全部ミニアルバムとかEP盤だったかも。フルアルバムのボリュームになると、ちょっとなぁ。。。
最初、歌詞の意味するところがさっぱりだった『東京コロッケ』。いや、「ナポリタンは日本の食べ物なんだぜ」的な話である事は想像がつくんですが…形状とか、なーんも想像がつかなくて。テンション的に、初期の大塚愛さんの楽曲を思い出しました。
クールな曲『悪いユメ』。この曲、超いいじゃないですか…都会的な雰囲気のギターに洒脱なリズム隊、そしてそんなアーバンなトラックによくにあったちょっと大人っぽいボーカル。可愛らしさを際立たせる感じで喉から出してる感じの普段の歌い方に対して、力を抜いてすっと出してる素っぽいこの曲の歌声。すべてがいい!板チョコに飽きてたところに、ゴディバのビターなチョコが出てきた感じ。別腹(笑)
アレンジがオシャレ、『プラネタリウムに憧れた』。アコギのストロークは、親しみやすさを感じさせつつちょっとノスタルジックでもある。そこにキラキラ感のあるシーケンスが重なって、華やかなんだけどやっぱりどこか感傷的なリズム隊も重なって…「ドラマの世界の現実離れした世界」じゃなくて、「電車で隣に座ってる知らない人の私生活をちょっぴり拝見」みたいな、自分の世界と地続きの感覚がある曲。前半の曲たちも、確かに目の前の女子高生の恋だ愛だって意味では「地続き」なんだけれども、それともちょっと違うんだ…。感覚としては、それこそプラネタリウムに近い。「現実と非現実の間」、それがこの曲の世界観。
『悪いユメ』とか『プラネタリウムにー』を挟むからこそ映えるポップチューン、『君とぬいぐるみ』。ここまで、ちょっと「歌詞にもう一捻りほしいかも」と思う部分もあったんだけど…この曲は、まとまりも収まりも展開のさせ方も凄くぼく好み。1つの事象に対して思う事って、多分人間は1つじゃなくて。ポジもネガも引っくるめた感じのこの歌詞のバランス、ほんと好きだ。でもほんとに、『悪いー』『プラネタリウムー』というひと展開がなかったら、この曲も「そろそろこの曲調はおなかいっぱいなんだってー」ってなってたかもしれない…。
最後は『最後の有給』。真っ先に思ったのは、「前の職場でドブに捨ててた有給、返してくれよコノヤロー!!!」でした(笑)   そんな、ぼくのほろ苦い(?)想い出は別として…アルバムの最後で、またコレサワ節が炸裂の王道チューンに戻りましたね。綺麗な終わり方。


そんな、計12曲。
中盤、ちょっと「このテイストが続くのは…」と思わない事もなかったけど、後半にかけての展開があったおかげでとても好意的に聴き終える事の出来たアルバム。念のために断りを入れておくと…前半〜中盤の曲も、決して「良くない」という訳ではないんですよ!ただ、どんなに美味しいチョコでも食べ過ぎると飽きるという、ね。




お気に入りは、#04 『パープル』#09 『悪いユメ』#10 『プラネタリウムに憧れた』#11 『君とぬいぐるみ』




この作品が好きなら、・『LOVE PUNCH』/大塚愛・『ハイカラ・ガール』/capsule・『ナクナイ』/たむらぱんなどもいかがでしょうか。




サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)









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