>オリジナルミニアルバム
>タイトル:18~卒業ライフは入ってない~
>アーティスト:少年フレンド
>リリース日:2002年 7月 10日
久しぶりに聴きました!
ネアオコースティックデュオの19(ジューク)のお二人がメジャーデビューする前、少年フレンドというユニットで路上活動していた時代の音源だそうです。そういう意味では、少年フレンドの“ベストアルバム”なのかも…タイトルにある通り、音源化はしないと公言されていた『卒業ライフ』は入ってないですけどね。
#01、『ベスパ150gs』。バイク好きのけんじさんらしい、バイクの歌。アコギ2本の構成ですが、アコギでカウンターラインをとるなど、アレンジが賑やかで疾走感あるポップチューン。19の『ガソリン』とかを思わせます。
#02、『猫のうた~しっ~』アルペジオが柔らかくて優しい、ミドルチューン。やっぱ、アレンジが凝ってますね。言うなれば、ゆずさんなんかはメロディのキャッチーさと言葉の強さで楽曲にインパクトを与えていたと思うのですが、この方々はアレンジが特徴的です。
ベタなポップソング…かと思いきや、急にマイナーな響きにシフトチェンジして本編が始まる『明日を夢見て歩こう』。そんなイントロも相当に凝ってますが、単に3度でハモるのではないコーラスワークも素晴らしい。このお二人、技巧派なんですね。
#04、『約束』。これもまたマイナーで渋い曲。ボーカルの優しさがアクセントになっています。ケイゴさんは、19時代ともソロとも異なるボーカルスタイルです。
しかし…どの曲も初々しいわぁ(笑)
ラスト、『笑った』。この2人がユニゾンしてるところって、そう言えばあまり聴いた事がなかったな。
2人の歌い方が、それぞれお互いに歩み寄っているように聴こえて何だか感慨深くなります。19としての最後の作品なんか、「コンピレーションアルバムなのかな?」と思っちゃうくらい、統一感無かったですからね…。
そんな、計5曲。
正直、ミックスはちょっとちぐはぐだし演奏にもムラがある(アタックが強すぎたり、弱すぎたり)んですが…そんなの気にならないくらいにいい曲揃い。むしろ、その拙さというか素人感すらも、作品のエッセンスとして機能していますよ。
本作のリリースは19の解散後だったので、当時は「便乗商法か⁉︎」とも思いましたが…今になってみると、これを、普通に誰でも聴ける環境にしてくれたというのはありがたい事です。
お気に入りは、
#01 『ベスパ150gs』
#03 『明日を夢見て歩こう』
#04 『約束』
この作品が好きなら、
・『ゆずの素』/ゆず
・『Saturday 8:PM』/コブクロ
・『vol. best』/奥華子
などもいかがでしょうか。
CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/
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