>オリジナルミニアルバム
>タイトル:羅生門
>アーティスト:水曜日のカンパネラ
>リリース日:2013年 10月 9日




久しぶりに聴きました!

いやぁ…いつの間にか売れましたねぇ。まさか水カンがこんな事になるとは(笑)コムアイさんに至っては、アイドルというかポップアイコンとしての位置付けを手に入れましたよね。CMとかにも出て。
「ジョイマンっぽいラップだ!」と思った衝撃の出会い(笑)からもう数年。この展開は予想してませんでした。


#01、『モノポリー』からスタート。緊張感のあるトラックの上で、機械的なMCが…とここまではまま見かけるフォーマットですが、韻の踏み方が独特(笑)「カモン御成門」って、ジョイマンレベルでしょう。もう、意味なんてないけれどその分ライムが物凄く気持ちいいんですよね。

#02、『素子』。幾何学的なビートが気持ち良く、その上で浮遊感のある(もしかしたらピッチが安定してないだけなのかもだけど 笑)ボーカルが。そんなヴァースから、テンション高めのフック(サビ?)へ。エレクトロ主体の完成度の高いトラックと、力の抜けたボーカルの対比が何ともクセになります。

#03、『星一徹』。もう、タイトルがすでに「何だよそれΣ(゚д゚lll)」という、ね(笑)そして、話題は土用の丑の日とか、友達の馬越とか、、、と思っていると、「ちゃぶ台返し」で「星一徹だ!!!」となる。
考えるな!感じろ!!

#04、『シャア』。ちょっとアダルトな雰囲気のトラック。アコギ(別の曲ですが)とかピアノとか、生音(多分)が効果的に織り交ぜられていて、本当にハイセンスなトラックメイキングです。ぼくだったら、小市民なので、そんな手の込んだトラックの上にジョイマン風ラップを乗せる事なんて出来ない(笑)

#05、『マリー・アントワネット』。毎回、ビミョウにタイトルに歌詞がちなんでるところがまた面白いんだよなー。単語だけ拾えばちなんでるんだけど、内容で言えば何一つちなめていないという(笑)
「お菓子を食べればいいじゃなーい!」

#06、『アリババ神帝』。タイトルからして何のこっちゃ(笑)凄くダンサブルなドラム(打ち込みか?)が印象的な、カッコイイ曲。そして、それに取って代わって中盤から幅を効かせる打楽器…パーカス?いずれも、すごくこちらのテンションを煽ってきます。

#07、『不二子』。一転して余白の多いドラミング。一聴するとラフな感じがするけど、実は結構凝ってる気がします。
CAPSULEの曲みたいなエレクトロサウンド。

ラスト、『竹久夢二』。すごくセンシティブに、まるで様子を伺うように少しずつ少しずつ展開していくサウンド。ここまでは「幻想的」というよりは「人を食ったような」もしくは「煙に巻くような」フワフワ感がありましたが、これは紛れもなく「幻想的」。真面目に、真摯にふわりとしてる…タイトル以外(笑)


そんな、計8曲。

これはもう、頭から離れなくなる事請け合い!中毒性っていうのはこういう事を言うんだろうな。
とにかく、ご一聴あれ。




お気に入りは、
#01 『モノポリー』
#02 『素子』
#05 『マリー・アントワネット』




この作品が好きなら、
・『レット イット ボー』/ジョンジョリーナ・アリー
・『MAJYO EP』/メリヤス♀
・『スター誕生』/ザ・チャレンジ
などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^.^)









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