図書館のロビーで
偶然あなたに会った

久ぶり
あれから何年経ったかな

お元気でしたか
私も何とか・・・

手にしている
推理小説の本.
あの頃と変わらないですね

私は今も児童図書

全然知らない図書館の係の人に

今更読んで何になる!

って言われたけど
他人の好みを
他人のあなたに
言われることじゃない

って文句を言いたかったけど
そう言われたことに
ただただびっくりで
何も言い返せなかったのが
今も悔しい

あなたは笑って
その話をきいてくれた

何年も経っているのに
何年も経っていないみたい

そうして

お互いまた別々の方向へ
元気でねって
あの時と同じように




冬の初めの
冷たい風
体の中に
心の中に
凛として
居座っている

枯葉を舞わせる
その中で
コートをゆらし
落ち葉を
カサカサいわせて
蹴ってみたり
ポケットで
手を温めながら
高く青い空を
見上げて
ため息ついたり

11月の風を
受けながら
明日を見つめて


ビオラにとまっている
あなたはだあれ?

どこから来たの?

その花の蜜は美味しい?

これからどこに行くの?


なぁんにも
教えてはくれないんだね

なぁんにも
わからないままだけど

あなたも
一生懸命生きてるってこと
よくわかるよ


花の上でひと休みしたら
また旅に出るんだね

天敵とかに気をつけて

行ってらっしゃい


by 省美