ごごごご無沙汰しておりますびっくりマーク
なんか「ご無沙汰しております」が最近定番挨拶みたいになっちゃっててよろしくないですね悲しい

私は元気でやっておりますです!


そして久々にやって来たと思ったら、オススメはしづらい韓国映画を紹介させていただくのですが…昇天

いやね、久々に韓国エンタメを摂取したからさ!共有したくて!

 

 

こちら。

現在公開中の、
聖なる復讐者

原題は크리스마스 캐럴(クリスマスキャロル)なんだけど、公開日の兼ね合いもあって邦題はこうなったのかなと思います。(韓国は12月公開だけど、日本は5月だったのでね)


とはいえ原題である「クリスマスキャロル」という響きから連想されるような、キラキラした楽しげな街の雰囲気や、みんなでクリスマスのごちそう囲む冬のあたたかい食卓…みたいなものは皆無でございます。

 

クリスマスの朝に貯水槽から、知的障がいを持った弟ウォルの無残な遺体が発見されるところから始まります。ウォルの双子の兄イルが、弟を殺した犯人に復讐するため、わざと事件を起こして刑務所に入ります。果たして犯人は誰なのか、イルは復讐を果たせるのか…という物語。

 

このあらすじから想像に難くないと思うんですが、暗くて重いです。そして暴力に次ぐ暴力、さらには「強者」による理不尽な扱い…。結構ね、観ている間ずっと辛かったです。


「殺された弟の復讐」というとさぞかし弟思いの兄という印象を受けるかもしれないけど、イルは実はそうでもなく、ウォルのことを疎ましく思ってちゃんと向き合えなかったところもあって、復讐しながらそんな自分とも向き合わなければいけないというダブルの辛さがまたしんどい。

 

というわけでストーリーに関しては好みが大きく分かれるとは思うのですが、それでも紹介したいと思った魅力がジニョンの演技力なんですわ!双子のイルとウォルという全然違う一人二役を演じてるんだけど、ジニョンの爽やかさが全くない(褒めてます)!

 

 

「ユミの細胞たち」のバビはもちろん、ジニョンって何を演じさせても爽やかさとか「ちゃんとしてる感」が出るもんだと思ってたけど(もちろんそこが良い)、この映画に関してはそれが本当になくて驚いた!

ウォルの天真爛漫さとそれに隠された辛さとか、イルの葛藤とか逡巡とか「全員許さない」みたいな目とか、俳優パク・ジニョンすげえや!!と思わされる映画でした(語彙力)


でも最初の方にも書いたように、本当に重くて暴力で辛いので、みんなにぜひ見てね!とは言い難いけど、最近見てよかった映画の紹介でした。

うむ…見てよかったというのもまたちょっと語弊があるかな…難しい昇天
 

気になる方はぜひ!