こんにちは。
昨日無事に舞台「戦国無双」〜四国遠征の章〜全日程を終えました。
誰1人として大きな怪我なく終われたこと本当に良かったです。
今回、福島正則という役をやるにあたって、プレッシャーがかなり大きかったのは正直な気持ちです。
聡明で寛大なキャラが多い中、
突出して元気で皆を和ませる役割を持った福島正則という役をどう作れば皆様に伝えることができるだろうと。
稽古で自分の根本の壁にぶち当たりました。
自分の中に留まったままではこの役は体現できないなと。
試行錯誤し、稽古を積んできました。
そして、今回正則の出るシーンをどうやったら面白くできるか?
この疑問を相方と呼ぶべき加藤清正役の卓兄と終始話し合っていました。
もちろん自分の仲だけでは限界があるため、
僕がアイデアを出して、卓兄に料理してもらいネタ(この表現は決して安易な表現ではありませんが)を考えてきました。
本当に卓兄には任せっきりになっていたところもありました。
だって考えること面白いんですもん(笑)
ずっとずっとネタ合わせ。
本番中もネタ合わせ。
裏の姿を見たら僕たちはもしかしたらお笑い芸人さんみたいな状態で自分の出番を待っていたかもしれません。
僕たちが真面目な戦国の話に「笑い」というギャップ、落差を持たせることによって、
話全体をより立体に深みを増した作品を届けられるはずという一心でした。
今回の俺らの立ち位置はそういう役割なんだ!と2人で共通認識を持ちながらこの作品に挑みました。
蓋を開けて、幕が上がったらお客様が皆喜んでくださったと自分たちは思っております。
自分たちのやるべきことを全うできたと。
この作品は吉谷さんの美しい演出、
そして何より僕たちを支えてくださったのは、
植ちゃんこと植田圭輔さんの座長としての生き様、言葉が僕たちを引っ張ってくださって素晴らしいカンパニーが出来上がったと思います。
全員が全員この現場が終わってほしくないと思っていたことでしょう。
本当に尊敬すべき役者さんだなと。
弱虫ペダルでも共演させていただきましたが、
今回石田三成と福島正則という秀吉の子飼いとして近くに入れて台詞を交わせたこと、
舞台上で思いをぶつけ合えたこと嬉しく思っています。
みんながみんな素晴らしい人間で、そんなカンパニーの一員になれたこと誇らしく思います。
そして、その作品を応援してくださる皆様にお見せできたこと、皆様と出会えたこと本当に感謝いたします。
皆様の思いは毎公演舞台上の僕らに届き、
友を思う気持ち、
命を懸け戦い、演じるエネルギーを与えてくださいました。
最後の最後まで駆け抜けてこれたのは皆様のおかげです。
ありがとうございました。
今後、この作品が続いていくのか僕にはまだ分かりませんが、
もし続編が決まり、福島正則をやらせて頂けるのならば、さらにパワーアップして帰ってきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
あっ地毛でリーゼントやりたすぎてメイクさんにやってもらいました。笑
最後まで読んでいただきありがとうございます。
章平