夜、最後のイランの夜を豪勢にケバブ食べようぜって話してるところで、

とあるイラン人に話しかけられる。


「俺は、PanasonicもSonyも好き。日本製品は凄いよ。」なんて言われて、

「それは、どうもどうもありがとう」なんて話してると、


「家来ない?」って方向へと話が進む。



二人でずっとイラン人宅への訪問を切望していただけに、
「もちろん行きたいです。こんな遅くに構わない?」と聞くと、

「全然。家族も歓迎してくれるよ」とのこと。



そうして、乗り合いタクシーを乗り継いで15分。歩いて10分くらいで彼の家に到着。




家に着いたのは、21時くらい。



家に着くと、彼の両親およびブラザーズがお出迎え。



4人兄弟なんだとか。


そして、このお宅。両親が耳が聞こえないらしくて、子供達との会話が手話。




それでもお母さん、喋れないなりに物凄く気が利いて、気さくな方で、

こんなポーズをしてくださる。


そして、彼の兄達も帰ってきて、一家集合。



長男は、空手をやってるらしくイランで発行されてるイランの格闘雑誌を見せてくれた。


その大山倍達がフューチャーされまくってる雑誌を見ること、数十分。


彼らのイラン政府に対する愚痴や、I love America という売国人的発言を聞くこと数十分。



その他諸々数十分。




目の前では、お母さんがじゃがいもの皮を向いている。



時刻は22時過ぎ。







僕らのために、わざわざこんな時間にご飯を作ってくれているのかと思って、申し訳なくなった。








ところが、どうやら違うらしい。



23時になり、もはや空腹が限界に達して、誘い断って、ケバブ食いに行ったほうが良かったと公開し始めた頃、

ようやく食卓となる床の上が整理される。




飯登場。



明らかに多すぎる。




と思いきや、家族全員分の食器配給。






頂きます。




すでに23時過ぎてます。








この家族、夜更かし過ぎませんか。それとも僕らのせいで、いつもより豪華だったんでしょうか。

食事風景  これがイラン人の通常なのか知らないけど、とにかく床。



味はともかく、死ぬほど腹いっぱいになりました。



日本のトヨタで働きたいんだけれど、どうしたらいいんだ?と真剣に聞かれました。





正直、日本人の労働者ですら派遣切りやらなんやらで厳しいというのに、

英語もままならなければ、日本語の喋れない彼に、可能性は薄いんじゃないかと思い、


トヨタの工場は日本じゃなくても、世界中にあるから、そこで働くか、

日本語を必死に勉強するしかないんじゃないかと、言っておきました。





それにしても、かれ、松下幸之助や本田宗一郎、井深大なんかに関する本を持ってたり、

やたらと日本の企業に興味があるらしくて、何とかしてあげたい気持ちは山々ですが、

今の僕は無力です。


24時も過ぎて、翌朝相当早く出発しなければいけなかったんだけど、


彼らの
「泊まってかないか、もう一日イランでるの伸ばさないか」という嘆願に、

惜しまれつつ、その家庭を去った。



そして、彼は僕らをわざわざ Masud Guest Houseまでタクシーで送ってくれた。





そんな日本企業大好きなはずの家庭のテレビは、Samsung。




正直、Samsungが、世界中で売れまくってるというのをひしひしと感じる。


イランでは、中国製というのは嫌われてるんだけど、


韓国製となると、日本製と同質で安いというイメージがあるらしくて、


誰しもが、Samsungを褒め称えてる。



もちろん、Sonyとかほめてくれるんだけど、やっぱり高いという印象が付きまとうらしい。