こんばんはニコニコブログの更新が滞ってしまい申し訳ないです💦

元プロ野球の星野仙一氏が死去しましたが、
ぼくにとって、星野氏は、巨人のライバルの象徴として印象深かったのですが、何かモヤモヤとしたものを感じてもいました。

その原因のひとつは何と言っても暴力を用いた指導方法ですが、ぼくは権力を楯にした暴力や暴言については、何度となく卑怯極まりない、という意見を表明してきたので、今さら言うことはありません。

ぼくが星野氏に対して懐疑的な印象を持つようになったのは、何と言っても北京オリンピックで野球の日本代表監督を務めてからですね。
大会前に、金メダルを獲る、と豪語していたにもかかわらず結果はどのメダルも獲れずでしたね。その後、「マスコミは俺を叩けば売れると思っている」と発言していたでしょう。

自身は中日の監督時代に、ある投手が滅多打ちに逢ってノックアウトを食らったとき、「結果を出せない者はプロの世界を去れ」と激怒して、その投手をその年限りで解雇に追い込んだことがある、ということを知っていたので、「プロなのは監督も例外ではないはず。結果を出せなかったのに自分には甘いんだな」と違和感を覚えました。

ところで、巨人のオーナーとして強権的な行動で知られていた、ナベツネこと渡邉恒雄氏を批判しているのをついぞ聞いたことがないな、と思ったのはぼくだけでしょうか。
元はといえば巨人に入りたがっていた星野氏のことだから(ドラフト会議での「島野!?星野の間違いではないのか」という発言は有名ですね)、ある意味当然のことなのかもしれません。

漫画家の小林よしのり氏と本を共著したことでも知られる浅羽通明氏が、自身の著書の中で「出世するのは能力のある者ではなく上司にとって使いやすい者」と述べていたのを思い出しましたが、
つまり、結論としては「自らの権力欲や金銭欲を満たすために野球を利用していた、弱いものに対して強く強いものに対して弱い、単なるズル」というのがぼくが星野氏に対して抱いた印象ですね。

楽天の監督時代に確かに日本一を経験してはいますが、その翌年、田中将大投手やケーシー・マギー選手が退団した後の楽天を率いて連覇どころか最下位という結果に終わった事実で、監督として有能ではない、と確信を持ちました。
これで選手のせいにしているようでは「次はもっと強いチームで監督をやりたい」と言っていた某元監督と変わりませんよ。