こんばんはショックなうさぎWBCでの侍ジャパン準決勝敗退から1日経って、なぜ日本は負けたんだろうか、と考えていたんですが、
ぼくの素人なりの考えを述べたいと思います。

2次ラウンドが終わるまで、日本は投打がかみ合っていたからこそ順調に勝ち上がって来られたわけですよね。
でも、準決勝のアメリカ戦では1点しかとれていない。あんぐりうさぎ
アメリカの投手陣は確かに良かったと思います。
ただ、それ以上に、ぼくは、
「少ないリードを投手力中心に守り勝つ」野球の限界を感じました。

「点をやらなければ負けはない」 という言葉がよく言われます。ぼくもそれ自体を全否定するつもりはありません。
いくら点を取ってもそれ以上に点をとられたら試合に負けるのは当然です。
でも、点をとらなければ勝ちはないのも事実ですよね。
いくら投手陣が良いピッチングをしても、相手だってプロなんだから、打たれることもありますよ。
「点をやらなければ負けはない」
という言葉は、裏を返せば
「点を取られたら諦めろ」という意味にとれるのはひねくれた考えなんだろうか、とふと思ってしまいましたね。

ここで、ぼくはプレミア12の侍ジャパンが韓国戦で敗退した試合を思い出したんですが、あのときは、途中まで日本が3点リードをしていました。でも、そこからチャンスを作ってもそれをつぶし続ける展開で追加点が取れず、最終的には投手陣がつかまり、韓国に逆転を許してしまった。
あのとき、ぼくは、チャンスをむざむざとつぶし続けたからこんなことになったんじゃないのか、と思いました。

当たり前のことですが、野球解説者は、例外なくすでに現役を引退した人ですよね。
そして、これは声を大にして言いたいのですが、どんなスポーツでも、道具とか環境とか技術とかは常に進化し続けなければ廃れていってしまうんです。
解説者の多くが現役だった時とは今は時代も何もかもが変わっているんです。

「少ない得点を守り勝つ野球」は、昔は打撃技術の全体的なレベルが今より低かったからこそできたのでは?もはや時代遅れの野球ではないだろうか、と思うことがあります。
確か江本孟紀氏だったと思うのですが、打撃力の高いヤクルト打線に対して「あんなものはただバットを振り回しているだけ。当たらなきゃ意味ないでしょ」と言っていましたが、その時ぼくは、「なら当てに行くために中途半端なスイングをするのがいいのか、飛ばなきゃヒットにならないだろう」と思いました。

結論としては、なぜWBCで侍ジャパンは優勝できなかったのか。指導者陣が昔のやり方にしがみついて時代の変化についていく努力を怠ったことがあったのではないか、というのがぼくの考えなんですが、
もちろん現場で戦っていた皆さんは本当によく戦ったと思います。お疲れさまでした、とねぎらいたいです。