引き続き4月30日~5月4日まで労働節(メーデー)休暇中の上海。

隔離生活中のため、外出出来るのは、団地の広場で実施されるPCR検査時のみ。

今や楽しみは、検査後、団地敷地内を遠回りして家族で散歩すること。

 

一方、同じくGW中の日本では、”3年ぶりに行動制限なし”で過ごすことができ、

帰省だけでなく、ハワイへの海外旅行の様子がニュースで報じられており、息子

からの素朴な質問。

「外出さえも許されない上海と日本の根本的な違いは、何なのだろう?」

「国としての体制と政策の違い。」と回答すると・・・「あぁ、そうね・・・。」

と息子は、うんざりした表情で納得していた。

 

相変わらず共同購入で食料調達をする日々だ。

宅配便からウィルス感染が懸念されている中、共同購入の配達員は、通行証やPCR

検査&抗原検査陰性証明を取得済で感染リスクが低いと言われている。

一部の住民は、美团や饿了么というデリバリーアプリを駆使し、スーパーやコンビニ

の商品を調達しているが、これらの配達員は、個人事業主であり、PCR検査&抗原

検査陰性証明を確実に取得しているとは限らない。

実際、団地入口で抗原検査を実施したところ陽性反応のあったデリバリー配達員の

報道もある。

 

共同購入のデメリットは、まとめ買いなので、量が多いこと。

幸い冷蔵庫は、マンション備え付けと自前の計2台あるので、困っていないが、一般

家庭は、1台しかない。

春先の隔離生活で懲り、ゼロ政策を転換しない限りこの秋冬もヤバイな・・・と気づ

いた中国人は、”冷凍庫”を調達し始めている。

中国人が凄いのは、食品だけでなく、家電製品まで共同購入で少しでもお得に入手

すること。

 

一日3食の食事作りに疲弊した方々に売れているのが・・・”ノンフライヤー”。

ローカルメーカー製は、299元(約5,600円)。

揚げ物は食べたいが、カロリーが気になるという健康志向の方々に大人気。

しかも冷凍食品の唐揚げやポテトを入れておくだけで一品出来上がる手軽さも人気

のポイント。

* おまけ *

連休中の朝食は、簡単に。

家族でのんびり会話を楽しみながら、いただく。

隔離生活50日目を超えても会話の絶えない家族なのが、救いな今日この頃だ。

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ほとほと食事の支度に疲れ果てた方は、団地単位で開催されるマクドナルドやケン

タッキー、ピザハットなどのファストフード共同購入に殺到し、一瞬にして完売!

食べる習慣がないので、その盛り上がりぶりに圧倒されるのみ。