上海では、3月に入ってから新型コロナの感染者数が増加している。
新規感染状況のグラフは、ネットニュース”健康時報”(人民日報系列)から拝借。
青:感染者
オレンジ:無症状感染者
日本の感染者数の比ではないが、何しろ”ゼロ政策”の国なので、上海市内全域を
対象として、”一斉PCR検査ローラー作戦”実施を決定。
まず、感染状況や人口密度など様々な要素を総合的に判断し、”重点地域”と”非重点
地域”に分ける。
重点地域:隔離状態で48時間以内にPCR検査を2回実施。
非重点地域:隔離なしでPCR検査を1回実施。
重点地域にある団地の隔離解除条件は、2回陰性だけでは決まらず、団地がある
街道(地区の行政単位)の感染状況などとも総合的に見て、決定する。
新型コロナが流行するまでの上海では、6~8時間後に検査結果が出ていたが、今は
人口2400万人を一斉検査中のため、2~3日間かかるケースもある。
つまり、隔離解除まで合計4~5日かかることも想定されるのだが、48時間後に解除と
思い込み、2日分の食料しか準備していなかった場合、途方に暮れる・・・。
従来の上海では、ネットスーパーやデリバリーを注文すれば、1時間後には届いていた
が、今は、多くの配達員も隔離中で配達してくれる人がいないため、ネット上のチップ
を上乗せしても翌日にしか届かない、という話も聞く。
上海市は、食品は十分にあり、値上がりしていないので、安心して下さい、と呼び掛け
ているが、問題は、そこではない・・・。
あと2,3日すれば、隔離解除される配達員も増えるのかも。
* おまけ *
巻き添え隔離に遭っている間に庭のツバキは、満開だった。
在宅勤務と家事、日々変わるコロナ政策に翻弄され、ストレスのあまり口内炎が痛む
が、隔離中とあっては、病院へも行けない。
口内炎程度は、自然治癒力で乗り切ろう。
早く穏やかな日常を取り戻したい。
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長年、ここに住んでいると予定通りに事が運ぶ方が、稀なので食料品は常に多めに
備蓄してある。