かつてSHARP製のトースターを使っていたが、故障で処分して以来、トースターを持って

いなかった。

頂いたカタログギフトに手頃なトースターが掲載されていたので、早速、注文してみた。

海氏(Hauswirt)という山東省青島市のローカルメーカー製。

599元(約9,600円)もするものがただで頂けるとは!と期待に胸を膨らませ、待つ。

(画像は、京東(ネット通販サイト)から拝借)

届いた現物は、パッと見は悪くないが、・・・赤いつまみの作りが、調理家電玩具を彷彿と

させ、嫌な予感がした。

扉を開けても一緒に金網が出て来ず、まさかの熱いトースターの中へ手を突っ込み、パン

を取り出す仕組み!?

 

とりあえず、調理別の温度設定を確認しようと説明書を開いたら、どこにも見つからず、

代わりに目に入ったのは・・・電気回路図!?

工業高校電気科のテスト問題か!?

純粋に使い方を教えて欲しい・・・。

 

結局、京東(ネット通販サイト)の商品紹介ページに掲載されていた調理別の温度設定を

参考に食パンを焼いてみた。

パンの表面がどんどん乾いていくのに美味しそうな焼き目が、なかなかつかない。

しばらく待って、ようやく焼き目が、ついたと思ったら・・・前半分のみ。

出来上がったのは、トーストではなく、”自家製ラスク風”。

使い方が悪いのかと3回トライしたところで、怒りさえ湧いて来た。

はっきり言わせてもらうが、忙しい平日の朝にこんなポンコツと付き合い切れない!

「ただこんがりきつね色のトーストが、食べたいだけなのに!!!」

そう訴えたら、旦那さんが一言。

「有名メーカーのトースターを買いなさい!」

そうか、そうだよね!と速攻でパナソニック社のトースターを注文。

 

そして、届いたのが、こちら。 319元(約5,100円)

扉を開けると、当然のように金網が付いて出て来るし、説明書には、知りたいことだけが、

分かりやすく記載されている。

食パンを焼いたら・・・説明書の時間通りにこんがりきつね色のトーストが、完成!

日本人の感覚では、ここまで当然の流れだが、あのポンコツトースターを経てのパナソニック

社製トースターだと仕事ぶりに感動!!!

勝手にパナソニック社を表彰したくさえなって来た。

因みにパンだけでなく、焼きおにぎりを作っても文句なしの出来映え!

 

”世界の工場”を名乗る前に国産でまともなトースターぐらい製造してくれ!と心底思うが、

京東(ネット通販サイト)で海氏(Hauswirt)製トースターを購入した方の口コミでは、満足して

いる様子。

ネズミ家に届いたトースターだけが、欠陥商品だったのか!?モヤモヤ・・・

 

海氏(Hauswirt)製トースターは、拭いた上に役に立たない説明書を付け、中国語で”新品、

使えます”とメモを貼り、マンションのリサイクルゴミ置き場に置いたら・・・なくなっていた。

気長な方にお使い頂きたい。

 

* おまけ *

上海では、梅が終わり、サクラも散り始めた。

この週末は、雨が降ったり止んだりと天気は、スッキリしないが、雨に濡れた椿の美しさに

思わず足を止めた。

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春節(旧正月)休暇以降、上海では、現地発生型の新型コロナ感染者は、判明していない。

この調子で日本人学校の3学期を終了し、穏やかな春が訪れることを願っている。