中学の時、帰り道で無性にあんまんが食べたくなりました。















寒い真冬の夜です。。



そりゃあ食べたくなるでしょう(´ω`)














通称「あんまんがないと死んじゃう症候群」にかかりました。





















ブログネタは、「あってよかった」です。














しかし僕の場合は、「あってもよくない時がある。by匠」

になってしまいました。。。




















先ほども言いましたが、ある冬の出来事です。


















あんまん「僕もあんまんになって三週間。そろそろ自立する時期だ……」



肉まん(父)「あんまん、ちょっとこい。」

あんまん「うん。」

肉まん「お前もわかっていると思うが、もう別れの時が迫ってきている。」

あんまん「………」

肉まん「そこで父さんと母さんから、お前に最後の贈り物がある。」

ピザまん(母)「あなたが一人前のあんまんになれるように、って父さん徹夜で作ってたのよ。」

あんまん「父さん………」

肉まん「ああ…俺の唯一無二の息子だ………。旅立ちの時くらいはな…」

あんまん「それで贈り物って……?」

肉まん「これだ。」

あんまん「……!!?これは…………白ごま!?」

肉まん「これがあればお前は一人前のあんまんだ。」

ピザまん「父さんたら、昨日徹夜で考えてたのよ。」

肉まん「母さん、さっきからそれしか言ってないじゃないか。。」

ピザまん「クスッ……ごめんなさい……」

肉まん「とにかく、あんまんよ、それを頭に振り掛けるんだ。」

あんまん「……ありがとう………パラパラ……ありがとう……グスッ」



隼汰『あんまん下さーい。』


店員『かしこまりましたー。』

ガチャッ



肉まん「!!?」

ピザまん「扉が開いたわ!」
肉まん「……………お別れだ………」

あんまん「お父さん………お母さん………」

ピザまん「あんまんちゃん……」


ガッ

あんまんが捕まれる。


あんまん「お父さーん!!!お母さーん!!!!やだよー!!!」

ピザまん「あんまんちゃーん!!!!ちゃんと寝る前に歯を磨くのよー!!!」


肉まん「息子よ……また次の世界に生まれても…………お前は永遠に俺の息子だぞ!!!」



店員『120円になりまーす。』



あんまん「お父さん、お母さん!!僕、頑張るから!!!きっと一人前のあんまんになるからねーーー!!!!」
























隼汰『あっ、金忘れた。』










あんまん「?!!」










隼汰『すいませ~ん、また今度来まーす。。

んだよ~なんで金ねぇんだよ~……ブツブツ…』










あんまん「………」


























あんまんの世界は厳しいものです。



夜明けのマルシェ