光りに包まれ何も見えない
何も…
ここは、どこ?
どこ…
何故ここにいるんだっけ?
ここに何故…
足は地に着いてるのか?ふわふわする
ふぅわっふぅわっ…
手から伝わる、これ何だっけ?何だったっけ…
ちょっと貸してみ?
いや駄目だ…
誰?
そっちこそ…
君は誰?
わからない…
僕は誰?
わからない…
女?
女では無いわっ!ぷんぷん…
僕等は何をしてるんだっけ?
奪い合い…
そう、これを奪い合い!
そう…
もう帰ろうか?
もう?…
もう!
うん…
僕達は!
僕達は…
この世界から
旅立ちます…
・・・
光りは消え、元いた場所へと戻った。

ささ郎『…今のは?』

手下『…なんだったんだ?』

ささ郎は白刃から手を離した…
手下は刀を鞘に納めた。

ささ郎『術、解けたか?』

手下『ああ…光りが広がった時にな』

ささ郎『良かったな!(b^ー°)』

手下『おかげさまで』

ささ郎『おぬし、なかなかできるな!』

手下『主こそ!』

がしっ!
二人は、互いの健闘を讃え、固く握手を交わした。

手下『主の名は?』

ささ郎『なに、名乗る程の者では無い…
ささ郎(・o・)ノ
して、おぬしは何と申す?』

手下『ふっ…名乗らぬとは無礼な奴めっ!
その様な輩に名乗る筈も無かろう?
葉津茂 仲郎\(^ー^)/』

ささ郎『ふっ…それもそうだだーはっはっ(≧∇≦)』

仲郎『ぐーへっへっ(≧∇≦)』

ささ郎『拙者は先を急ぐ故、これにて御免ε=ε=┏( ・_・)┛』

仲郎『おさらば(^o^)/』

仲郎と別れ、一刻ほど走り通し、大きな都の辺に辿り着く。
町の外れには
家とも呼べぬ、粗末な作りのあばら屋が犇めき合い
忙しなく行き交う人々の喧騒で活気に満ち
町の中心に向かう程、立派な屋敷が建ち並ぶ。

ささ郎『さて、この広く入り組んだ町並み…何処だ?
あんにゃろーめ!(`ε´)』

仲郎『こっちだ!』

ささ郎『こっちか?
…ん?仲郎よ、何故ここに?』

仲郎『親方を探してんだろ?
親方ん家は、俺ん家のお隣りさんだからさっ!(b^ー°)』

ささ郎『そっかぁ(^O^)』

少し時間を遡り、一方では…
大きな屋敷の並ぶ閑静な住宅街に、一際大きな館あり
ささ美を抱えた親方は、館へと入った。

親方『帰りましたよ
婆や!居るか?』

婆や『ひひひ…お帰りなさいまし坊ちゃん
おぉ!これはこれは…なんとも美しい』

親方『準備は?』

つづく
先を急ぐささ郎。
丘を越えた所で頭巾を被る男に出くわした。
その傍らには…

ささ郎『ん?あれは…まさか?』

ささ郎は、只の笹に成り果てた立派な笹の姿を見て愕然とした…

ささ郎『おお…なんて…なんて事だ(ToT)』

側に駆け寄り、只の笹に変わり果てた立派だった笹に、震える手で、そっと触れた…

ささ郎『こんな…こんなになっちまって…(ToT)』

只の笹『ちっきしょー(>_<)』

ささ郎『うわーっ(」゜□゜)」ぶ、無事か?』

只の笹『ん?ささ郎(^o^)/
追って来たのか?』

ささ郎『ああ(^o^)/
しかし、只の笹になってしまって…大丈夫か?』

只の笹『まあな!(b^ー°)』

ささ郎『そうか(≧∇≦)?
…それで、ささ美は?』

只の笹『あそこだ!
あんにゃろー!もう、あんな所に(`ヘ´)』

ささ郎『よし!追うぞ!』

只の笹『おう!』

手下『追わせはせん!』

手下は腰に携えた刀を抜き、切っ先をささ郎達に向け、行くてを阻む!

只の笹『何だとぅ!こんにゃろー(`ヘ´)』

ささ郎『まて!こんにゃろーは俺に任せて、先を急げ!』

只の笹『よし!任せた!(b^ー°)』

只の笹は手下の横をすり抜け、親方を追った。

手下『行かせん!』

ひゅん!
風を切り裂き、只の笹の背に鋭い白刃が襲い掛かる!

ささ郎『させるかっ(`ヘ´)』

ぱしっ!
ささ郎は鋭い白刃を白刃取った!

手下『おのれっ!すり抜けおってからにっ!
貴様を早々に始末して追わねば!』

ささ郎『ふっ(^O^)できるかな?』

ぐぐぐ…
手下は刀を持つ手に力を込める!
ささ郎は押されれば相手の力を上手く去なす…
手下が刀を引けば、ささ郎は手を離されないよう押し返す。
その体捌き、柳…いや、
しなやか為ること笹の如し!

手下『離さぬか!』

ささ郎『やなこった(`ヘ´)』

互いの力は拮抗し、押しては引いての地味な攻防は、静かながらも熾烈を極めた。

ささ郎『刀をよこせ(`o´)ぐぬぬ…』

手下『ぐぬぬ…よこさぬ!』

激しい刀の奪い合いでもみくちゃになり手下の頭巾が、はらり…と落ちる。

ささ郎『女!?』

手下『女ではないわ!
我は親方様の手下なり!』

やがて、互いの精神は同調し
寄せては返す波を
大いなる自然の力を相手にしてるかの様な感覚へ達し
光が広がった…

手下『ふふふ…』

ささ郎『ははは…( ̄∀ ̄)』

つづく
ささ次郎『…ささ次郎?
私の名か?』

にい『そうだ』

ささ次郎『くぅ?
何も思い出せぬ(>_<)』

ささ郎『どうしたんだ?ささ次郎?』

ささ次郎『違う…私は…
…そう!
私の名は…七戸 那威なり』

ささ郎『な、何だと!七戸 那威だと!?
ささ次郎ではないのか?』

七戸『はい(^o^)/』

にい『なんて事だ…まあいい
行くか』

ささ郎『おう(^o^)/』

七戸『ちょっとすみません
ここは、どこですか?』

にい『この小高い丘…
そして、見慣れた景色…
…どうやら鬼ケ丘の様だ
む?風に乗り漂うこの香り!
におが朝食の仕度をしてる様だな…
よし、食べて行くか?』

七戸『そうですな(^o^)/』

ささ郎『拙者は先を急ぐ!』

にい『そうか…ならば、俺と七戸は飯にしよう
飯を食ったら駆け付けよう
このまま西へ進めば都へと着く…
さあ、行くがいい!』

ささ郎『よし!頼む!(b^ー°)』

…その頃、一方
ささ美を連れ去る親方を追う立派な笹は、親方に追い付いた!

立派な笹『待て!(`o´)』

親方『ほう?私に追い付くとは…
おほほ!大したものです!
…良いでしょう
少し懲らしめてあげましょう』

ゆらり…と妖しく立ちはだかる親方に、躊躇なく仕掛ける立派な笹!

立派な笹『先手必勝!
喰らえー!!
岩をも貫く必殺の突き(`o´)』

どしゅっ!!
立派な笹の繰り出した突きは、親方を貫いた!

立派な笹『ふっ(^O^)他愛の無い(≧∇≦)
…いや、手応えが無い…だと?』

親方『おほほ…』

立派な笹『何ぃ?』

親方『こちらですよ』

立派な笹『こっちか!』

親方『いいや、こちらですよ』

立派な笹『おのれ!ちょこまかとちょこざいな幻影め(`o´)』

親方『おほほ…どうしました?
息が切れていますよ?』

立派な笹『はあ、はあ、ふう…
あ、当たらない?(>_<)』

親方『さて…私もそれほど暇ではありません
大人しく元の姿に戻りなさい!』

親方の術が立派な笹を襲う!

立派な笹『ぐわあああ(>_<)』

なんと!立派な笹は、只の笹になってしまいました!

親方『おほほ…お似合いの格好ですよ
では、ごきげんよう』

手下『親方様。別の追っ手が近づいて来ます』

親方『やれやれ…これ以上、時間の無駄は御免です
後は、お任せしますよ』

手下『はっ!』

親方は、ささ美を連れて去って行った。

つづく