窓は閉ざされた
薄暗いが、まぁいいさ!
日当たりの良い場所へ、実れと願い撒いた種
綺麗な花を咲かせますよう…
その笑顔に伝えたい!
ありがとう。
婆や『全て整ってますよ。
ひひひ…』

親方『おほほ…では、儀式を始めましょうか…
さあ、起きなさい!』

親方は、ささ美に掛けた術を解いた。

ささ美『ぅ…ぅう~ん…』

その時!
ばぁ~んっ!!
と扉が開け放たれ、薄暗い館の中に光りが差し込み…
床に映るは笹影か?
光りより現れたるは只の笹!

只の笹『ばぁ~んっ!!
待て待て待てぇ~いっ!
笹より生まれ 幾年月…
日がな食っちゃ寝 幸せさぁなぁ
道草しようと 外れちゃならぬは人の道
退治しようぞ この俺が(^-^)/』

ささ美『…はっ!
兄上~(^-^*)/』

婆や『あらまぁ(゜∇゜)』

親方『なんですと!?
どういう訳です?只の笹になっても動くとは…?
しかも、あの達人達を倒したと?
かつて、この国一番の剣の使い手の住んでいた家に引越して来た、葉津茂 仲郎を!?
見事です…
それだけでは無い!
食の達人、七戸 那威
太鼓の達人の達人、尾良 おら夫までも?
おほほほぉーぅ
私の選り優りの手の者をことごとく打ち破るとは…
いやはや…お見事ですよ!!』

只の笹『ふっ(^O^)』

親方『ですが…私の集めた手の者は百と八人!
この館内には、まだ百と五人の達人達がいます
武道、書道、舞踊、蘭学、お琴、お茶、お花、お話、お昼寝、お散歩、犬のお散歩、犬のお世話、犬の躾、犬のご飯の用意、犬の毛繕い、犬の寝かしつけ、犬の噛ませ犬役、などなど…豊富に取り揃えております!
もし、全て倒せたなら…
もう一度、私がお相手致しましょう
では、後程』

婆や『それが…坊ちゃん?
手の者達は、全て任務で出払ってますよ?』

親方『…おほほ!』

婆や『ひひひっ(≧∇≦)』

親方『ほほ…良いでしょう…
私がお相手致しましょう
さあ!』

ささ美『兄上~がんば~('-'*)』

只の笹『奴の怪しい動きに惑わされるな!
実体はひとつ!(-.-)zzZ』

只の笹は、目を閉じ無心になった。

親方『おほ?どうしました?
目などつむって!?
容赦なく行きますよ!
それっ!』

ぴしっぴしっ!げしっげしっ!
親方の軟弱な平手と足蹴が只の笹に容赦無く浴びせられる!

ささ美『兄上しっかり~('-'*)』

婆や『行け行けごーごー坊ちゃんo(^-^)o』

只の笹『!
今だ!喰らえ!』

ばきっ!

親方『ぐはっ!
ま、まさか?
攻撃を…喰らった…のか?
こ、この、わたく…し…が?』

つづく