何かをやるというのは、本来は楽しいことだと思うんですよね。何もしたいことがないと暇だし。でもその作業に仕事という名前が付いて、やらざるを得ないということになると、とても憂鬱な気分になる。僕はとくに、くそ真面目なので、構えてしまいます。ネガティブなことはあんまり書かないほうがいいとは思うんだけれど、今の仕事は、やりたくてやっているわけではなくて、生活費を稼ぐためにやっているので、時間と自由を売り渡しているような気がしてしんどいです。お米や野菜を作って、家も自分で作って暮らせば仕事をやらなくていいのかもしれないけれど、分業化された社会の中にいると、みんながそれぞれの役割をやって提供し合うほうが、効率的だし、恩恵も大きいんですよね。スーパーに行けば100円で魚が買えたりするけど、自分で海から獲ってくるとなると、めちゃくちゃ大変だから。まず、その魚がどこにいるのか知らない。船も持っていない。船とまではいかなくても、シュノーケルと銛も持っていない。そういう大変なことを全部やってくれた上で、きれいにパッキングしてスーパーに並ぶと、100円と交換してもらえるわけですよ。やっぱり社会に参加して、それぞれが得意なことをやったほうが、いろいろな物を手に入れることができる。だから僕は、ご飯を食べるたびに、食材ひとつひとつが辿って着た道のことを考えて、大事に食べています。
仕事っていろいろあって、みんなそれなりに選んでいるのだとは思うのです。それでも慣れてくると、やらされてる感を感じるようになってくるのは、ほんとうにやりたいことではないんだろうな。やりたいことってなんだろう。それがそのまま仕事になってお金を稼ぐことができればいいのにね。毎朝起きるたびにワクワクする日々にすることって不可能なのかな。お金がいっぱいあれば、そうなれるのかなー。ワクワクする仕事を夢中になってしているうちに気づいたらお金が貯まってた、っていう順番かなぁ。なんかね、頑張りたい気持ちはあって、奮い起こそうとしてるんですけど、脱力感というか、虚しさみたいなのが抜けなくて、やる気がでないのですよ。何をしていても楽しくないのですよ。困ったなあ。時間はどんどん過ぎていくし。なんとか楽しくしようと模索しています。