#誰かに教えたいこと ホタルの話し
先週の土曜日、家族でホタル鑑賞に行ってきました。
行き先は奈良県御杖村。
ここに訪れるのは今年で3年目です。
1年目は少し時期が遅く(7月前半)、目を凝らして凝らしてようやく1匹光ってくれた時のあの歓声。今でも忘れません。
2年目はちょうどホタル鑑賞イベント開催日でした。時期もバッチリで何百匹もの蛍を観ることができました。
そして先日、
毎年ですが、家族で何となく朝、「今日は1日晴れだねー♪」という話しから始まり…
「よし、ホタルを観に行こうか」と話しが膨らみ、夕方決行。
とは言えこの場所、家から結構離れているので、
まだ明るい内から、車中でおにぎりを食べて向かうこと1時間20分ほど。
いつものホタルスポットに到着しました。
着くや否や、川の生物を探す男子3人(夫と
息子2人)
こちらの川の水は大変綺麗で(ホタルが飛び交うくらいですからね)、様々な生物に出会うことができます。
今年は、トノサマガエル、成体になりたてのトノサマガエル、成体になりたてのヒキガエル、
小さなアマガエルを観ることができました。
因みに昨年は、水カマキリもいましたよ。
もちろん、貴重な生命は自然に返してあげます。
さて、徐々に暗くなってきました。
暗くなるにつれて、スーッとした光が観えはじめます。
ここからは、携帯の電源を切り、肉眼でしっかりホタル鑑賞。
ライトなどの光は、ホタルの繁殖の妨げになるそうですよ。
そりゃ、そうだ。
暗闇の中で、自分から出す光を楽しみながら優雅に飛んでいる所を、いきなり明るく照らされたら…嫌ですもんね。
それはさておき、だんだん目が慣れてくると、何とも言えない幻想的な光がたくさん観えてきました。
川辺の石に静かに座り、夜風に当りながら、ゆっくり鑑賞。
すると、ホタルの様々な様子が観られました。
一定の時間、フワッと飛び交うたくさんのホタル。
そこには2匹が寄り添って飛んでいる姿も観られます。
するとある時、ピタっと木の葉や草に止まります。
そしてまた飛び交う。
今年も、かなりの数(数百匹)のホタルを観ることができました。
家族でじっくり鑑賞すること1時間以上。
最後は橋の上から鑑賞。
すると、頭の上や目の前をホタルたちが飛び交ってくれました。
子どもたちは川辺で寝転がり、「最高やな」と言っていましたよ。
とても静かで、心地よい時間でした。
ホタルの生命は僅か2週間ほど。
その間にまた次の生命へと繋ぎます。
いつまでも大切にしたい場所ですね。
ホタル鑑賞から感じたこと
さて、年々ホタルや様々な生物が観られる場所が減少しています。
それと同時に当然ホタルの数も減少しています。
帰り道、夫と、「いつまであの場所でホタルが観られるだろうね」
「子どもたちが大人になった時も見られるといいね」
こんな話しになり、ふと思いました。
ものごと全て、今の気持ちが大切。
今、感じた気持ちを大切にして、今、自分ができることを実行していく。
昔と比べて今は…と悔やむのではなく、今もホタルが観られることに喜びを感じ、これを絶やさぬように、今できることをする。
即ちそれが、未来に繋がる。
今のこの環境を残すために、
今この瞬間からできることをしていきましょう。
子どもたちが言った「最高やな」
この気持ちを大切にしていきたい。
そう思いました。
今年も素敵な光をありがとうございました😊
最後に…
人生も同じ。
過去ではなく今。
今の自分を否定するのでなく、今の自分ができることを楽しくね。