人との関係性は難しい。
自分が相手に素直になったからと言って、必ずしもその気持ちをその人が受け入れてくれる訳ではありません。
勿論それは分かっている。
でもまた人は、つい相手に期待し、受け入れられなかったと落ち込んでしまいます。
いや、相手に期待する気持ちは誰にでもありますよ。
だからその感情を否定する必要はないのです。
ただ、受け入れられなかった時、それを乗り切れる人もいれば、乗り切れない人もいる。
そして「その違いは何か?」と尋ねると、乗り切れない人は大抵こう思うのではないでしょうか?
「それは私のメンタルが弱いからでしょ。あの人のようにメンタルが強くなれば乗り切れるようになるわよ」
確かに、メンタルが強い人は落ち込まないですね。
私も以前まではそう思ってました。
でも違う。
だって、みんな生まれた時は同じ。
生まれたての赤ちゃんに、メンタルが強い弱いなんてありませんよね。
ということは、そもそもメンタルが強い、弱いなんてないのです。
ということは、それらは、これまでの経験からの思い込みからそうなっているだけなのです。
とすると、思い通りに行かずに落ち込んだ時、それを乗り切れる人、乗り切れない人の違いは何か?
実はその違いは、
自分で自分の機嫌を取れているか?
自分で自分の機嫌を取れていないか?
ただそれだけ。
自分で乗り切れる人は、
起こること全て自分のことだと受け止めてる。
更にそこから自分で自分の機嫌の取り方を獲得しています。
それが即ち、メンタルが強い人に見えるのですね。
一方で、
自分で乗り切れない人は、
起こること全て他責にしてる。
相手の責任にしてる。
相手に何とかしてもらおうと思ってる。
「あの人がこうしてきたから」
「あの人がこう言ってきたから」
「あの人が気持ちを分かってくれなかったから」
そこからこんな気持ちになる。
「あの人にこうしてもらったら」
「あの人がこう言ってくれたら」
「あの人が気持ちを分かってくれたら」
そうやって外の外の責任にして、
外の外に求める。
だから余計苦しくなるのです。
そうでなく、
どこまで行っても、
原因は自分
先ずはそれを受け入れないと
そこから、
自分で自分の機嫌をとる
自分のことは自分で処理する
自分の出た感情は自分で受け止めて、受け入れて、どこかで落とし所(納得)見付ける
それができないと、
いつまで経っても「駄々をこねた幼い子ども」のように、拗ねて、泣いて、相手にご機嫌を取ってもらわないと立ち直れなくなります(以前の私は正しくこうでした)
もちろん人は常に誰かに頼りながら、助けてもらいながら生きています。
1人では生きていけません。
だから頼るのはいいんですよ。
でも、その「頼る」は違う。
はっきり言ってただの甘えです。
ただ、相手の責任にして、相手に謝らせて、相手に機嫌を取ってもらおうと必死になってるだけなのです。
もうそれはやめようよ。
自分の気持ちは自分で受け入れてあげなよ。
でないと自分の心が離れていくよ。
更に、大切な相手の心も離れていくよ。
ということで、先ずは自分の心の内を知ること、
認めることからはじめてはいかがでしょうか?
それだけでも随分心は軽くなりますよ(経験済み)
落ち込むのでなく、責めるのでなく、自分の心を知って、自分で自分を許してあげると、何だかクスッと笑えるから。
そしたらあとは、気分良く過ごしたらいいだけです。
あ、その前に、今までそうやって傷付けてきた人に、先ずは心から丁寧に、「ごめんなさい」と謝ることから。
人との関係性で一番大切なのは、「ありがとう」と「ごめんなさい」をいつも素直に伝えることです。
YouTubeでは私の体験をもとに詳しく話しています。こちらもぜひ観てください