琴奨菊おめでとう! | 稜線の風に吹かれて

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いつもは低い山、ときどきは高い山、その報告と日々折々に感じたこと、思ったことを気ままに綴ります。

 正直言って琴奨菊が優勝するとは思っていなかった。
 弱い大関の代名詞のようで、稀勢の里ほど期待はしていなかったのだが、今場所の活躍はすばらしい。
 なんといっても3横綱を倒したのはあっぱれで、一貫して前へ出たのが良かった。
 ほとんど人となりも知らなかったが、きょうはいろんな番組で、やさしい性格や気配りの人などと詳しく紹介され、10年ぶりの日本出身力士の優勝ということで盛り上がっている。
 しかし、あまり日本人、日本人と言って、盛り上がるのもどうかなと思う。
 琴奨菊も言っていたように、たまたま優勝した今場所が、10年ぶりだったということで、あまりそのことで大騒ぎするのもどうかと思う。
 逆に言えば、琴奨菊の意識の中に、日本人だからとか、10年ぶりにとかいうプレッシャーが無かったのが幸いしたのかもしれない。
 それにしても、綺麗な奥さんだ。
 頑張ろうというのもわかる。
 しかし、頑張ろうと言っても、そうそう簡単に優勝できるものでもない。
 いろんなことがいいほうにいっぺんに重なってできたものだろう。
 あまり期待していなかったこちらとしては、素直におめでとうと言いたい。
 来場所は綱取りだが、型と言っても前へ出るというだけでは、なかなか難しいと思うが健闘を期待したい。
 しかし、北の湖理事長に見せたかったなあ。
 北の湖理事長と言えば、稀勢の里についてだ。
 あの四股ではダメだと言ったそうだが、まさしくその通りだと思うし、足の開きが狭いとも言った。
 一から出直しだろうが、それより、結婚した方がいいほうに向くんじゃないだろうか、と琴奨菊を見てそう思ってしまう。
 そして、気になるのは白鵬。
 終盤の負け方が気になる。
 ケガか体調が悪かったというならわかるが、気持ちの問題だというなら、それこそ問題だ。
 やる気の無いような取り組みはやめてもらいたい。
 相撲をバカにしている。