22日にサウジ主催で開催されたOPEC緊急会合は、サウジが7月から20万バレルの原油増産と追加増産の可能性を表明している。さらに今後2年から5年かけて最大1500万バレルの生産枠拡大に繋がる設備投資を行なうとした。
一般には即効性なしと失望されたが、大きな意義がある会議だった。はっきりいって国際機関肝入りのOPEC緊急会合だ。これを舐めちゃいけないですよ。
7月増産予定ですが、それでも8月新たな油田からの産油が始まるため、産油余力は減りません。産油余力を残したままで増産を重ねていくとインデックスファンドの買いだって居座り難くなりますね。
あの、一般の報道を見ていると誤解されているようですが、先物投機で上がっているわけではありません。投機玉は1年以上も前の状態まで減っています。でも原油価格は下げません。問題は需給でもありません。恐らく最大の問題は、通常なら債券や株式で運用されるべき巨額マネーを、米機関投資家が、株式や債券市場に投じるような感覚でドーンと買い仕込みホールドいるので価格が底上げしてしまったのではないでしょうか。
つまりその金額の大きさと売買手法がまるで株式市場で買いあさるようなやり方なので、ちっぽけな先物市場がとんでもない高値に吹き上げたということでは・・・。
従って、大局的に原油価格先高感を払拭するような政策がよい。産油量を増加させるための設備投資と代替エネルギー開発などが長い目で現実的です。目先の高値に対しては、取引所での大口かつ投機的取引の監視と中央銀行の金融引き締め策が重なれば、十分市場は冷えてくれるでしょう。