商品版FXが登場 「商品CFD取引」のしくみとは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000000-sh_mon-bus_all
上記記事で紹介されているシステムで、「証拠金が30万円の25%未満=7万5000円になった時点で、ポジションは強制決済される」とある。
同様のシステムは、為替証拠金取引で導入されているが、これが来年以降の国内商品先物市場にも導入されるという。
基本は証拠金の4割目減りで強制決済されるらしいが、取引員により何割で強制決済とするか、当日か翌日決済か、などの採用方法に違いがあるらしい。もちろん、このシステムに同意しなければ、これまで通りの取引方法が適用される、という。
詳細は、各取引員から通知が届くと思われるので十分考慮されたい。
当然、リスク管理の面では、これまで通りのシステムの方が投資家にとってはよいだろう。何故ならば、相場の価格はイレギュラーな動きが当たり前に生じるからだ。
僅か1回あるかないかの行き過ぎた高値や安値で、強制決済されてはたまらない。
本来、リスク管理は、価格による条件と、時間経過による条件の両面から考慮されるべきものだ。取引所や業界全体が、時間の経過(日柄)が相場変動に与える影響を理解できないか、軽視しているために、リスク管理を価格の側面だけで検討した結果、今回の改悪を招いたと考えている。
新システムは、もし相場に「ブレ」の動きがないならば、取引所の言うとおり「投資家保護」の観点からよいシステムといえようが、現実には一過性の行き過ぎがつきものなのだ。一般投資家は、戦い方に自由度が制限されてしまう。
例えば、資金力豊富なファンドなどが、あらゆる買い約定値から一時的に下落をさせて、一般投資家の証拠金をわずか4割減させれば必ず損を確定する投資家が出ることになる。一方で、それを資金力ある外資や商社が狙っていくならば、常に一般投資家だけが負け組みになるのではないか?
そもそも資金力豊富な商社ファンドなどが新しいロスカット条件を設定するはずがない。だから一般投資家狙い撃ちの改悪だと思えてくる。
商品先物がハイリスクだが本来コントロール可能なリスクである。しかし、このところの追証システムに来年からの新ロスカット条件が付されることで、ますます取り組みにくく、ハイリスクな取引に変化していく。取引所は、正確な取引概要を具体例を交えて早く投資家へ告知してもらいたいものだ。
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