ど〜も〜、専攻は近現代史の戦争、紛争…中でも陸戦、特に戦車や装備分野に今でも興味ありあり現役のYASUZOで〜す🎵
と、ちょっとおバカ的に始めてみましたが、ミリタリーマニア、特に陸軍部門に探究心を今でも持っているのは本当ですっ😤
まぁ始まりは模型(プラモデル)だったんですけれどね。
プラモデルメーカーのTAMIYAさんには少年期大変お世話になりました(^^ゞ
で、今回読み終わった本。
池上彰さん執筆…というか『池上彰緊急スペシャル!』というTV番組の内容を活字にしたようです。
今日は77年前の8/15に昭和天皇の肉声が玉音放送で流れた日なので、投稿タイミングも合わせてみました🤔
因みに世間では『終戦の日』という言葉が広く認知されているようですが、8/9日ソ不可侵条約を一方的に破棄(←ポツダム会談の密談による)し攻め込んできたソ連の軍隊との戦闘もあったし、戦地に残された民間人の想像を絶する状況も終わっていなかったので、自分の中では「終わった」とは使えませんし使いません。
(個人的見解です🙇🏻♂️)
●知らないではすまされない 自衛隊の本当の実力
・2018年2月15日初版第一刷発行
[ザックリしたあらすじ]
「金曜プレミアム『池上彰緊急スペシャル!』(2017年8月4日放送)」の内容から構成し、編集、加筆したもの。
[感想]
番組がフジテレビでの放送で、且つ池上彰さん。
よく言われる右派寄りとか左派寄り、池上彰さんの好き嫌いが本書を手に取るか否かで線引きしてしまう人もいらっしゃるでしょうが、内容的には『自衛隊反対!』な方々を除けば、自衛隊の発足からの歴史や陸海空自衛隊の規模、任務等が押さえられた入門書に近いです。
また自衛隊問題の背後には常に米国のその時々の政策と国際社会(特に朝鮮半島)が絡んでいる点も注目です。
池上彰さんは番組でも入門書的視点で解説してくれるので、例えば政治や経済(どの部分でもOKですが)の「知る事」の取っ掛かりでは分かりやすく解説してくれる人だと感じています。
あくまで『入り口』ですね(笑)
出版年月日が2018年と少々古いので、今の国際社会…特に北朝鮮と中国の動向や取り上げる重要度とズレがありますが、そこは日本の国土と核保有国の軍事的項目を「北朝鮮→中国」に置き換えるだけでもまだまだ通用する中身です。
本書もそうですし、以前取り上げた
『国のために死ねるか』
や
『ハト派の嘘』
にも共通する「大元である憲法を何らかの形で見直さないと、日本国民や国土は絶対(と敢えて言い切ります)守り切れない❗️」事が読み解けます。
(最も本書"は"そこまで踏み込んで記していませんがね😅)
防衛費が2%どうのこうのという話もありますが、本書もやはり最新兵器や防衛の最前線の取材ばかりで、肝心の「持続して活動する能力=平坦部門や隊員、その家族の福利厚生充実不足による隊員(なり手)不足について一切触れられていないのはとても残念です。
最新兵器へのアップグレードは大事ですが、それを操る隊員やアップグレードした後に継続的に整備や修理、補給等後方部門にも光を当てて欲しいものです。
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