獅子座21度｜サビアンシンボル解説｜中毒した鶏

獅子座20度では、自分の創造性をより大きな流れと結びつけ、持続可能なエネルギーへと昇華させることがテーマでした。

続く21度では、そのエネルギーをどう扱うかが問われます。

特に「習慣や依存によって、自分の力を発揮する方向性が変わる」というテーマが浮かび上がります。

獅子座は自己表現と創造のサインですが、この度数では「刺激や影響に流されることで、本来の輝きを見失う可能性」が示唆されるのです。

獅子座21度

この「中毒した鶏」という表現は、何かに強く影響され、無自覚のうちにその影響下で動いてしまう状態を示しています。

もともと鶏は本能的に行動する生き物ですが、一度ある環境や刺激に慣れると、それに執着しやすくなります。

つまり、「自分の意志で動いているつもりでも、実際は何かに操られている」という状態です。

獅子座は自己主張の強いサインですが、この度数では知らず知らずのうちに周囲の影響を受けてしまうことが起こりやすくなります。

特に獅子座は承認欲求が強いため、評価や称賛への依存、特定の価値観への固執といった形で「中毒」が現れることがあります。

習慣・環境・承認欲求などへの依存を見直し、本当に自分の望むことを選んでいるか？を問い直す度数と言えるでしょう。

獅子座21度が「無意識のパターンに気づく」というテーマになる理由は、「20度→21度の流れ」 にあります。

獅子座は、1度から20度までの間で「自己表現」「創造の力」「自分の輝き」を高めてきました。
特に20度は「自分の創造力をどう発展させるか」という段階で、獅子座のエネルギーがピークに達します。

20度でピークを迎えたエネルギーが、「どこに向かっているのか？」を冷静に振り返る段階が、21度です。

20度までの勢いのまま突き進むのではなく、一度立ち止まって「自分の意志か、それとも無意識の影響か？」を見極めることが求められるのが、獅子座21度のエネルギーです。

この度数の持ち主は、自分の才能や情熱をどこに向けるかによって、大きく運命が変わります。

無意識に何かに依存してしまうと本来の創造性を発揮しにくくなりますが、逆に意識的に行動を選べば、大きな力を発揮することができます。

過去の習慣や環境の影響を強く受ける傾向がありますが、その流れに飲み込まれないよう、自分自身を客観的に見つめることが大切です。

この度数は「無意識のパターンから抜け出し、意識的に自分の道を選ぶこと」を促しています。

🎇獅子座のサビアンシンボル🎇

▶「情熱」「創造」「輝き」が紡ぐ魂の舞台