ディスポジターの考え方は古典占星術からきています。
なので土星以遠の天体については用いず、蠍座、魚座、水瓶座に関しては副支配星を用いて考える方が正しいのか?
これをちょっと検証してみようかと。
天体の支配星を追いかけっこしてください。
太陽→獅子座
月→蟹座
水星→双子座、乙女座
金星→牡牛座、天秤座
火星→牡羊座、蠍座
木星→射手座、魚座
土星→山羊座、水瓶座
自分は
太陽(射手座)→木星(天秤座)→金星(蠍座)→火星(山羊座)→土星(天秤座)→金星に戻る
トランスサタニアンを加えると
天王星→水瓶座
海王星→魚座
冥王星→蠍座
なので
太陽(射手座)→木星(天秤座)→金星(蠍座)⇔冥王星(天秤座)
土星までの考え方だと金星、火星、土星でループ、トラサタが入ると金星と冥王星でミューチュアルになっています。
ループに関しては、その名の通り
ときめきを大事にする金星と、自分で決めたい/動きたい火星と、リスクヘッジする土星との間で思考がぐるぐる巡る状態。答えが出ないわけではないです。
なにを決めるかによって、その基準が変わります。
対してミューチュアルレセプションは
ときめくのはもちろん大事(金星)、だけど身の保障はあるかも同じくらい大事(冥王星)に考えるので
双方の天体のいいとこ取りをした決定を下すということです。
自分はどっちなのか。
というと。
やはりミューチュアルの方が正しいかなと思います。
太陽と冥王星がセミスクエアなので、見た目以上に破天荒な人だと思われていますが、
自分の中では筋が通っているんですよ。
ときめく方に行きたい、まあ最終的に死ななきゃOKかなのようにも考えるので、これは冥王星だなと。
ディスポジターにはあとはファイナルがあって、
これは彼氏の星で言うなら
太陽(双子座)→水星(双子座)
彼の場合は個人天体がどこをスタートしても全部双子座の水星に行くので、
こういう人は私のように突拍子もない決断はしません。
水星は中立なので、例えばいくら好きであっても親と育った故郷を捨ててまで駆け落ちしよう。のようには考えないという事です。
しかし今の自分の状況を考えると、この暮らし方というのは彼の提案なのですが
生まれ育った実家からほどほどに近く、親戚の家という半自立のような形で彼女と一緒に住む。という…
見事に全ての中立を取っています。
環境がそれを許すか?という問題もありますが、彼の場合は環境も状況も許したので、この暮らし方が落としどころとして良かったのでしょう。
で、結局古典で読むか、モダンか?に関して私の考えではありますが。
古典は古典の、モダンはモダンの良さがあるのは当然のこととして、でも2つは違うものとして捉えないと、こっちはモダン、こっちは古典で臨機応変で読もうとすると訳が分からなくなると思うんですよ。
それをする人、取り入れる人がどうこう言っているわけではなくて、
せっかくあるのに、いつもは天王星がー、冥王星がーと言っているのに、蠍座のルーラーになった途端に冥王星をすっ飛ばして火星が出てきちゃうと、解釈が都合のいいものになる気がします(あくまでも自分は、です)
普段から土星までしか使わずにネイタルを読むのならディスポジターもそれでいいですが、冥王星までを加味してチャートを読み解くならディスポジターも冥王星を入れないとバランスが悪い気がして嫌だなと。
これは私が9ハウスがブランクでルーラーの土星が6ハウスに入るので、ごちゃまぜて考えるのを嫌がる傾向にあるし、矛盾が生じるのも同じ理由で避けたいという心理があるのだと思います。(なので考えは個々でいいし、否定はしないという事です)