日々星を読む中で思う事のひとつとして。
人の星は羨ましい。
これに尽きます。ひとつどころか大半かもしれません
なぜこのように思うのかというと。
要は自分にないものが目に入っている状態だからです。
自分にも人から言われるいいなーポイントはあるのに、そこは持っているから「別に」になるんですよ。
逆に言うとその軸であったりアスペクトであったりは使えているということかもしれません。
あるものよりも、ないものに目が行くというのは、隣の芝は青く見えるという人間心理ではありますが、
結局のところ、完璧なホロスコープなど存在しない。
というのが最近になってようやく理解できてきました。(早々にタイトル回収)
例えば。
イレクショナルで行う日取りの選定ですが、
ネイタルチャートは生まれた瞬間に決まるので変えようもないのに対し、
イレクショナルはこちら(占星術師)側から日頃言っている
もう少し稼げる星がいい…
ある程度有名になりたい…
お客さんに恵まれたい…
いつまでも仲のいい夫婦でいられたら…
という願い、狙いを定めて、望む方向性に進めるようにレールを敷きにいく。
これがイレクショナルの示す「選定」という意味です。
やった事のある人はわかるかと思いますが、
途方もない作業量でもって、入籍や開業の日を定めにいくので
あっちを取ったらこっちがという状態に必ずなります。陥ります。
かく言う私自身も、やってみよう精神で自分の事業開始日をイレクショナルしてはみたものの
イレクショナルの練習がてらチャートを動かしてて
— 小関みこと/星占い師 (@sgr8mico) September 14, 2023
2ハウスに木星を入れるとなると天王星も一緒に2ハウスに入ってくるから笑う😂私それ絶対使う方で出ちゃうやつやん、、
イレクショナル習うとさ、その過程の大変さに「ひーすごい!とにかくすごい」とか思ってしまって、実践よりも
— 小関みこと/星占い師 (@sgr8mico) September 9, 2023
屋号どうしようかな〜🤤みたいな、楽しそうな所にばかり気持ちが向いてしまう🙄(月木星5ハウス
最後の選定まで至りませんでした。
ただ選ぶだけなのに、いくらでも望む接触を選んだらいいのに、その選ぶのがとても難しい。
だから逆に思うんですよ。
なんだかんだ、今ある星で生まれてきて、ここまで元気にピンピンしながら生きてこられて、
この生まれた時間を選んだのは自分だから、仕方ないって。
仕方ないというと語弊がありますが、
例えば私はハーモニクス8に金星キロンのアスペクトはないし、
MC/天王星の軸に天体の接触はありません。
占星術=天王星なのに、私のミッドポイントは太陽/ドラゴンヘッド=天王星になっていて
占星術を示すような星にはなっていないんです。
でも私は占星術を学んでいて、いつか教える仕事がしたいと思っています。
専門家(第一人者)にまではなれないであろう。
はミッドポイントには出ていますが、教えるという仕事ができない星とも思いません。
稼ぐに関しても、楽に稼げそうなポイントにはなにも接触がないしアスペクトも天体もないので
楽して大金が転がり込んでくるタイプではないんですよね。
だけど私はしぶといので、億り人までいくかはわからないですが
今望んでいる事が叶うと、つまりそれなりの生活はできるであろうという確信があります。
話を戻してイレクショナルです。
これを習ったとき、というか、何度習っても、
私は切り捨てるポイントを選ぶのが難しく感じていました。
けど先生はその切り捨てるのも大事だと、全てをうまく選ぶことなどできない。
と仰っていて、それはその通りだなと思うのです。
有名人の星を読んでいても、だから有名になれるのね。
はあっても、だからこういうトラブルがあるのね。というポイントも絶対的に出てくる。
特に冥王星が関わる場合なんかは、
私の弟は太陽と冥王星、土星がコンジャンクションしていますが、
根性出して努力すれば私なんかよりずっと社会的立場が担保されるであろう星をしているのに
それを使いこなせないから無職と就職を繰り返してしまうんですよね。
どう使うかはまさに本人次第ですし、私でいえば占星術で有名にはなれないかもしれないな。
で諦めたらもうそこでただの星好きの人になってしまうわけです。
ミッドポイントは特に、ある/ないが一目瞭然で出てくるので
どうしてもないポイントに目が行きますが、
完璧な星などないし、それは憧れているあの人(各自思い浮かべてください)
にも同じことが言えますので、持っている星で勝負しましょう。
こんな風に、ないではなくあるに目を向けて、持っているチャートの中からたくさんの資質を、強みを見出していく占い師でありたい。と思います。